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漢方薬を中心とした、シンガポールの市販薬。買って、使って、どうだったか。猫熊堂的レポート。
01/APR/2001 UP



  田七(でんしち)Tienchi  



とにかく、凄い効き目。おまけにコスト・パフォーマンスも大。
これまで国内外で買ったあらゆる薬&サプリメントの中で、
1番気に入っている。 まさに、漢方薬のチャンピオンだ!!



田七粉



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《田七(でんしち)》

すっごく元気になる!! ホントに凄いんですってば!!
うちでは、「綜合保健薬」という感じで、毎日飲んでます。

効能書きを見ると、“血の巡りを良くして健康を増進する”クスリですね。
成分と作用は“オタネ人参(朝鮮人参)に近い”ということです。
オタネ人参は、「新陳代謝を活発にし、体を元気にする」(中枢神経を興奮させる)という作用と、
「精神状態が安定する」(中枢神経を沈静化させる)という作用があることが知られています。 
一見相反する作用ですが、人参は、何であれ正常化する“アダプトゲン”として機能するので、
「落ち込んだ活動は活発にし、過剰な興奮は押さえる」ように働くわけです。
その効き目の確かさは、試した人は誰もが認めるところでしょう。
『田七』は、それと、良く似ている。
私は、「『田七』は、オタネ人参と同じくらい良く効き、体への負荷はオタネ人参より穏やかで、
効き目の範囲は、もしかしたら、もっと広いかも」と感じています。

うちの父の場合、老人性の軽い気鬱や不機嫌の症状がはっきり緩和されていますし、
夜も良く眠れるようになったと言っています。
あと、年がら年中足先が氷のように冷たかったのに、飲んで2ヶ月ほどで血行が戻りました。
血圧やコレステロール値も、徐々にではありますが、良くなっているようです。

女性の場合、月経時の痛みの緩和&情緒安定の効果もあるように思います。
それと、副作用などのマイナス面がほとんど無い(今のところ)のも良いと思っています。

私は、喉・気管・気管支・肺が、全部、あんまり強くなくて、
「このまま足マッサージを仕事にしてしまうと、『気』が無くなって、死ぬぞ」と師匠に
言われてしまいました。 それで、「飲め!」って言われたのが、『田七』だったのです。


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『田七(Tienchi)』には「生」と「熟」の2種類があり、少し効能が違います。
 ・ 「生(RAW)」は、“気”を養い“血”を巡らせる
 ・ 「熟(Steamed)」は、体を丈夫にし、免疫力を高める
ようで、のんで「効いたなぁ!」と思うのは「生」の方で、父にも「生」をのませています。
師匠も、「生」をのむそうです。 でも、私はちゃんぽんです。(笑)

『田七』は、本当に良く効きますが、苦くて、少々(かなり?)のみにくいです。
「粉タイプ」と「錠剤タイプ」の2種類が発売されていますが、もし飲めるようだったら、
私は断然「粉」をおすすめします。 というのは、効き目が違うと思うからです。
「錠剤は、粉よりもちょっと多めに(1.5倍位)のまないと、同じ効き目に感じられない」
という気がします。
でも、味やにおいに慣れていない人や敏感な人は、「錠剤」の方が少しのみやすいのかなぁ。
でもね、錠剤も、直径12ミリ・厚さ3ミリのデカさなので、あまりのみやすいとも思えません。(泣)

私がのんでるのは、上の写真の品。
チャイナタウンあたりの漢方薬屋ならどこにでも置いてある、普通品です。
値段はお店によってかなり違うので、出来ればチェックしたほうが良いと思います。
私は、大抵、チャイナタウン(アウトラムパーク駅近く)のパールズ・センターの2階の
『TCM CHINESE MEDICINES Pte Ltd』(#02-32 PEARLS CENTRE / tel: 6222 8098)で、
まとめ買いをします。シンガポーリアンの友人に、「ここは安い」と教わったお店です。
チャンギ空港の出発エリアに数件ある『GUARDIAN』というドラッグストアにも置いてあるので、
帰国する時、「残ったシンガポール・ドルを使いきる」なんていう買い方も出来ます。
ただし、『TCM CHINESE MEDICINES Pte Ltd』と較べると、『GUARDIAN』は高いですけど。



田七錠



服用の仕方は、
健康増進のためにのむ場合は、1日2〜3回、1回1〜3グラムです。
(なので、粉なら1ビン=1〜2週間分、錠剤タイプは1箱=3〜6日分というところ。)

「生」は、ふつうに、白湯または水でのみます。
「粉タイプ」の場合、先に粉をコップに入れておいて、そこにぬるめの湯(熱すぎるとダマになる)
少量(100ccくらいかな)注ぎ、良くかき混ぜて溶き伸ばし、一気にグイッといくのが、コツです。

「熟」は、本来、肉と一緒に煮込んでスープでとるものらしいのですが、
そんな面倒なことは出来ないので、牛乳でのめばOKです。
どちらも、長くのみつづけたほうが、より効果的なようです。

ただ、最初は少量から始めて、自分が1番調子が良いと感じるのみかたを探ることは大切です。
私の場合は、朝と晩に、各小匙2分の1杯程度(または0.5gの錠剤3錠)が良いようです。
適量を越えてのむと、私は若干便秘傾向になります。(適量ならまったく大丈夫です。)


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お店によっては、独自に強力な相棒をブレンドして、
「オタネ人参&田七」とか「霊芝&田七」のような、グレード・アップ版を売っています。
「凄く効くよ」と店員さんにすすめられるのですが、ストレートの田七の10〜20倍も高いので、
どうも二の足を踏んでしまいます。
普通版でも充分良く効くので、私はストレートのやつで満足だぁっ!!


物凄く良く効く『田七』ですが、残念ながら、やせる効果はありません。(泣)


『TCM』には1000粒入りのボトルも売っている。
(小箱に較べ、効き目がイマイチな気がするのは気のせい?)
フォト<田七1000粒ボトル>





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