《レストランで、驚いた！》 レストランの“おしぼり”と、“お茶”と、“突き出し”。 出て来たら何も考えずに、使う、飲む、食べる。大抵の日本人なら。 シンガポールでは、全部、有料。 お茶は、香港なんかでも有料だけど。　おしぼりは、ちょっと、びっくりした。 下に書いたのは、“こちらが注文しなくても出て来たもの”の値段の一例。 チャイナタウン・ポイント２階、中華の人気店 『地茂館（マウス・レストラン）』では、 ・　烏龍茶（茶葉ナシ）１人分Ｓ＄１．４ ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．８　（０５／１９９９） ＜その他コメント＞　 料理は良い。　けど、デザートはまるでダメ。 そこらのホーカーのデザートの方が優秀かも。 チャイナタウン・ポイント地下の海鮮レストラン 『皇廷海鮮酒家（リージェンシー・シーフード）』では、 ・　烏龍茶（茶葉ナシ）１人分Ｓ＄１．２ ・　（紙おしぼり１人分Ｓ＄０．８） ・　突出しのピクルス１皿Ｓ＄０．５ ・　同・ピーナッツ１皿Ｓ＄０．５　（１２／２０００） ＜その他コメント＞　 飲茶は、メニューに数量を書きこんで注文。 メニューにある点心は、どれもけっこう旨い。 特に、「椒鹽鮮尤（イカの唐揚げ）」は美味！ でも、フカヒレスープなど、高い系はイマイチ。 マンダリン・ホテル本館３５階の有名・高級潮州料理レストラン 『青松廰（パイン・コート）』では、 ・　烏龍茶（茶葉アリ）１人分Ｓ＄３ ・　突出しのピクルス１皿S＄１．５　（０５／１９９８） ＜その他コメント＞　 雰囲気は素晴らしい！！ サービスも、とても気持ち良い。 味は、「マンダリン・ホテル共通のクセ」みたいなものが 感じられ、私はあまり好きではなかった。 リバーサイド・ポイント（クラーク・キーの対岸）の川辺の海鮮レストラン 『漁江春海鮮酒家（ユー・コン・チュン・シーフード・レストラン）』では、 ・　烏龍茶（茶葉アリ）１人分Ｓ＄１ ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．５ ・　突出しのピーナッツ１皿Ｓ＄２　（０７／１９９８） ＜その他コメント＞　 ここは、なんでも「大」すぎてダメ。 味は、大味。　皿は大皿（Ｓでも３人前はタップリある）。 サービスも大まかで、いかにも観光客相手という感じ。 セントーサ島はコーズウェイの、海辺の海鮮レストラン 『SEAFOOD SENROSA （シーフード・セントーサ）』では、 ・　烏龍茶(茶葉ナシ)＆紙おしぼり＆ピーナッツのセットで、 　 １人分S＄１．５　（１２／２０００） ＜その他コメント＞　 以前は、蟹の黒胡椒炒めと蟹炒飯が絶品で、 凄く気に入っていたのに、２０００年１２月に行ったら、 どちらも、とんでもなくマズくなっていた。　号泣！！ チャイナタウンはアースキン・ロード、 究極の蟹炒飯で超有名な『陳福記』（本店）では、 ・　烏龍茶（茶葉アリ）１人分Ｓ＄１．２／ ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．３　（０７／１９９８） ＜その他コメント＞　 ベビー芥蘭のニンニク炒めは、もう、最高に旨かった！！ でも、蟹炒飯の“究極”は、“究極に高い”、かも。 私は、ご飯にもっとふっくら感が欲しいし、油っこいとも思う。 蟹肉はタップリだけどワタリガニだし、他所だってタップリだ。 チャイナタウン、シンガポールで１番小籠包が旨いと評判の 『京華小吃（チン・ホア）』では、 ・　烏龍茶（茶葉ナシ）１人分Ｓ＄１／ ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．３　（１２／２０００） ＜その他コメント＞　 小籠包は、評判どうり、なかなか美味。 餃子は、水餃子・焼き餃子・揚げ餃子とも、 豚肉・ニラ・蝦だけのシンプルな具（３種共通）で、 バランスの良い美味。　とてもジューシー。 お腹がいっぱいなのに、また、おかわりしたくなる。　 “餃子好き”の父も気に入った様子。 雰囲気は地元の食堂風。ローカル、在住者、旅行者 入り乱れ、時分どきはかなり混む。相席のことも。 ラッフルズ・ホテルの裏。メトロポール・ホテル隣。 薬膳スープが体に優しい『SOUP RESTAURAN （スープ・レストラン）』では、 ・　烏龍茶（茶葉アリ）１人分Ｓ＄１／ ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．４／ ・　突出しのピーナッツ１皿Ｓ＄２　（１２／２０００） ＜その他コメント＞　 サムスイ・ジンジャー・チキンが、美味！美味！美味！！ また食べたい。大皿で食べたい。 名物の薬膳スープは、薬くさいけど、体には良いみたいで、 旅の疲れが吹っ飛ぶよ。　（でも、田七のスープは、 凄く苦くて、その後何を食べても“田七味”で苦しかった。） チャイナタウンはクレタ・アヤ・ロード、ローカル客が中心の ヴェジタリアン・レストラン『ＸＩＮＭＩＮ』でも、 ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．５／ ・　突出しのピクルス（グリーン・チリ）１皿Ｓ＄１．２／ ・　同・茹でピーナッツ１皿Ｓ＄１．５　（０６／１９９９） ＜その他コメント＞　 ここんちのグリーン・チリは、今まで食べた中で最高！ 茹でピーナッツも、意外な味だけど、凄く美味しい。 もし行ったら、断らないで、どちらも絶対食べてね。 リトル・インディアのレースコース・レーン。チリ・クラブが安くて旨いと評判の 『無招牌海鮮 NO SIGNBOARD SEAFOOD （ノー・サインボード）』では、 ・　紙おしぼり１人分Ｓ＄０．４／ ・　食パン１皿Ｓ＄１　（１２／１９９９） ＜その他コメント＞　 私が気に入ったのは、茹で海老。 エビミソ入り（？）の醤油味系のタレが、絶品です！！ 評判のチリ・クラブは、ちょっと卵とじ風で、案外ソフトな味。 蟹の味のタップリ出たソースを食パンでぬぐって食べられるのも 面白い。（ただし食パンはスーパーで売ってる普通品でイマイチ。） お店の雰囲気は、ホーカーに近い感じ。お客さんもローカル中心。 昼間は場所がわかりずらいけど、夜は蟹のネオンが光る。 ◇　　　◇　　　◇　　　◇　　　◇ シンガポーリアンは、いらないものはしっかり断ってる。 １人分だと大したことないように見えるけど、人数分まとまると意外と大きいのだ。 出て来た時点で、いらなきゃ「いらない」とはっきり言うと、別に嫌な顔もせずに ひっこめてくれるから、心配いらない。　あとは、どんどん食べる。 そして、ここが１番肝心なところなんだけど、 お会計の時は必ずレシート(明細)をもらい、全部内容を確認する。 断ったオシボリのチャージなんかが往々にしてつけっ放しになっているので注意。 アヤシイと思ったり、何の代金かわからなかったら必ずお店の人に確認する。 あと、手書きで計算しているような個人経営のお店では、必ず自分でも計算 してみて、請求金額とお釣りが正しいかどうかも確認しないとダメです。 人間だから、計算を間違うこともたまにはあるから。 こういうことはなんとなく格好悪い気がするし、食事の楽しい雰囲気を壊すようにも 思えて、最初のうちは抵抗があるけど、キチンとやるべき。 自分も、お店も、お互い納得出来ないと気持ち悪いでしょ？