< 異国の文化に触れたい (シンガポール歴史博物館)
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<Q>
シンガポールに行く予定です。
せっかくだから、民族衣装や民族芸能など異国の文化に触れたいと思います。
どこかオススメはありますか?
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<お知らせ> |
『シンガポール・ヒストリー・ミュージアム』は改装の為、
2003年4月より4年間の休館となるそうです。 |
<A>
民族芸能や民族衣装ではないのですが、「異国の文化」という点では、
私は、『シンガポール・ヒストリー・ミュージアム』の特別展示「ペラナカン・ハウス」が
とても面白かったです。
20世紀初頭のペラナカンの家を再現してあって、螺鈿の家具調度のいかにも
文化がミックスされた感じや、ピンクや黄色が基調のカラフルな焼き物の食器の
“手”の薄さ加減、豪華な刺繍の結婚衣裳や履(くつ)の手間のかかり具合などなど、
当時のお金持ちの生活ぶりがしのばれ、大変に想像力がかきたてられました。
『シンガポール・ヒストリー・ミュージアム』の良いところのひとつは、日本語の無料
ガイド・ツアー(←入館料だけ払えば参加できるという意味です。)があることです。
火曜日から金曜日の朝10:30、1Fロビー集合(予約不要)で、1時間半くらいで
博物館をひとまわりしてくれます。
シンガポール在住の日本人の方のボランティアなのだそうですが、ツボをおさえて
丁寧に説明してくださるし、質問にも誠実に答えてくださるし、わかりやすくて、
良かったです。
もちろん、「ペラナカン・ハウス」以外にも、いろいろ展示があって、
「ジオラマ」を見ながら解説を聞いてシンガポールの歴史にちょっと詳しくなったり、
タイガー・バームで財をなした胡兄弟が集めたという玉器のお部屋で、
翡翠の香炉や人形などを見て「へへーん。」と思ったり、
(↑「故宮」の文物と較べると、“いかにも個人が収集した”という感じがするのだ。
ミョーに半端に凄いというか・・・。もっとも、「故宮」レベルの品物を集められる程
労働者を搾取したら、革命がおこっちゃうよね。 やっぱり凄いのかも、胡兄弟。)
いろいろな楽しみ方ができます。
『シンガポール・ヒストリー・ミュージアム』は、
場所的にもオーチャードやラッフルズ・シティ、チャイムスなどに近くて便利だし、
“街歩きは、活気が出る午後からの方が楽しい”シンガポールで、午前中という
時間帯に行くのにも向いているんじゃないかと、私は思っています。
入館料は、大人S$3、子供とシニアはS$1.5です。
シンガポール政府観光局(日本語版)の該当ペ−ジのURLを書いておきますね。
そんなに詳しい説明ではないので、いちおう、です。
http://www.newasia-singapore.or.jp/thame/cult/cult-1.html
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