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31/MAY/2001 UP
猫熊堂的体験に基づく
< シンガポール旅行Q&A >


< タクシーは利用しやすいですか? >



<Q>

タクシーは利用しやすいですか? 
ホテルでタクシーをひろっても、タクシースタンドや流しのタクシーをひろっても
料金は同じなんでしょうか?
ホテルでタクシーを呼んでもらった時などは、チップを渡すべきですか?

夕方にチャイナタウン(チャイナタウンポイントかタンジョンパガーヘリテイジ
あたり)やサンテック・シティの大噴水の周辺からタクシーに乗りたいの
ですが、すぐにつかまるでしょうか?
難しいようなら、時間がないので、予定を変更しなければいけないんです。
クラークキーからならすぐにつかまるでしょうか?



<A>

シンガポールのタクシーは、おおむね安心・安全だと思います。
私は、今まで何度も、夜、ひとりでタクシーに乗りましたが、
不安な気持ちになったことは、あまりありません。
料金は、メーター制です。200〜300メートルごとにS$0.1位で、
日本と較べるとかなり安いし、利用価値大だと思います。

<言葉の壁>
運転手さんに言葉が通じない(たとえこちらがキレイな英語で喋っても)
場合が、たまに、あるので、(爆!)
地図や、行き先を英語と漢字両方で書いた単語カードを用意しておけば、
何も怖いことはありません。

<加算料金>
ときどきメーターより高い値段を言われてびっくりすることがあります。
シンガポールのタクシーは、深夜料金(0:00〜6:00=5割増し)や、
カードでの支払い(1割増し)以外にも、利用する時間帯や通行する
エリアによって、S$0.5〜S$2.5の加算料金が課せられます。
その分が上乗せされているんですね。
加算金額は、びっくりするくらい細かい規定になっているので、
何度乗っても、ちょっとわかりにくい気がします。 
でも、不当だと思われるような料金を言われたことは、私は、あまり無い
ですよ。

[ 参考 ]
詳しい加算料金が、シンガポール政府観光局のサイト(英語版)に出ています。
http://www.newasia-singapore.com/sections/articles/4a/1,1176,558,00.html
シンガポール政府観光局が出している『OFFICIAL GUIDE Singapore』という
A6版・厚さ5mm位のガイド本(英語版のみ)にも、大変詳しく載っています。
ホテルの部屋に備わっている場合もあるし、ツアー・デスクに置いてある場合も
ありますが、
いずれにしても、大抵のホテルに置いてあり、無料で貰えます。
他にも役に立つ情報が沢山載っているので、私は必ず貰うようにしています。
空港の「インフォメーション」にもあると思います。
 
[ 空港 ⇔ 市内は注意が必要 ]
空港から市内に向かう場合(シンガポール到着時)には、S$3(月〜木の17:00まで)
又は
S$5(17:00〜翌朝6:00/金〜日の終日)の加算料金がかかりますが、
市内から空港に向かう場合(シンガポール出国時)は、加算料金はかかりません。
でも、運転手さんがズルをして請求するケースが増えているそうです。
ヘンだと思ったら、まず、運転手さんに、こちらが“怪しんでいる”ことを伝える、
できれば、「サーチャージは必要無いはずだ」と言うべきだと、私は思います。

もし、それがちょっと難しいようなら、
「運転手さんの名前と車のナンバーとタクシー会社名を控え、
(65) 6458 9610 / (65) 6459 4222 に電話する、または、
空港の「インフォメーション」に訴え出る」と、良いそうです。 
「でも、シンガポールは罰則が厳しいので、ナンバーを控えるのを見ただけで
運転手さんがビビッてしまい、大事には至らずに済むことが多い」 と、
『地球の○き方・シンガポール』にでてました。 これも手でしょう。

<乗車拒否!?>
時々、運転席の前に地名のプレートを掲げている車に遭遇することがあります。
そういう車は、プレートの場所に行く(勤務終了でそちら方面に帰る、とか)ので、
お客の行き先がプレートの方向と違うと、乗車を断られます。

<呼ぶ場合>
タクシー・スタンドから乗る場合は特別な料金はかかりません。
ホテルでも、自分でタクシー乗り場に並んだ時は、チャージは無しです。
タクシーを“呼ぶ”と、S$3程度(タクシー会社によって違う)の料金が
プラスされます。
でも、市内のほとんどのホテルは、玄関のすぐ前か、ごく近い所に、
タクシー・スタンド(タクシー・キュー)があるので、自力で乗れます。
“ホテルでタクシーを呼んでもらう”というシチュエーション自体、
経験することはあまり無いんじゃないかと、私は思いますが。
[ 参考 ]
街中には「 COMFORT タクシー呼び出し機」というのも設置されているようです。

お金を入れると「しばらくお待ちください」というメッセージの後に、
予約番号と
タクシーのナンバーがプリントされた紙がでてくるそうです。
タクシーが来たら、この紙を運転手さんにわたせばOK、とのことです。
ただ、私は、使ったことはありません。 「急ぐより楽しむ」がモットーなもので。
[ 参考 ]
過去に、1度だけですが、「ホテルのベルボーイと運転手が結託して外人客を
カモろうとしてるのか!?」と感じたことがありました。
友人との約束の時間に遅れそうだったのでタクシーを“呼んで”もらったのですが、
かなり長いこと待たされたあげく(その間に数台の空タクシーが来た)、
乗ったら今度は運転手が不自然なところで角を曲がるしノロノロ走っている。
大げさに運転手の名前を確認してから「遠回り?」と言ったら、あわてていました。
降車時に支払った金額は、ちょっと高めだけどまぁ妥当かなぁ、というものでした。
今は営業していない『レディ・ヒル・ホテル』でのことです。ベル・ボーイと運転手は
良く知っている同士のような雰囲気で声をかけあっていました。
以来、私はタクシー・スタンド愛用です。 とにかく、急ぐと、ろくなことはありません。

<チップ>
ホテルで呼んでもらった場合でも、ベル・ボーイさんにチップを渡す
必要は、基本的には、無いです。(あとの判断は自分で。)
運転手さんにチップを渡す必要も、基本的には、無いです。(同上。)

私は、素晴らしいタクシー運転手さんに出会ったことがあります。
市内からチャンギ空港に向かった時のこと。
荷物が大変重かったので、私は、運転手さんに「お釣り分は取って
おいて」と言って、キリ良くS$15、お札を渡しました。
金額的には請求額(サーチャージ無しの“正しい”料金)に3ドル程度
足したくらいでした。
しかし彼は、キッチリお釣りをかえし、「チップは必要ないんだよ」と
凛として言いました。 「規定のお金を払ってもらえれば充分だ。
規定外のお金(チップ)を貰うことは、プロのタクシードライバーとしての
自分のプライドが傷つく。」みたいなことを、一生懸命な顔で、
“いちげんの観光客”の私に伝えてくれました。
感動しました。 私は、この体験をとても大切にしています。
もっとも、彼も、「最近はチップを貰いたがるヤツばかりで、困ったものだ」
とも、言ってましたが。

<乗る時の態度>
私は、シンガポールのタクシーは割りと気持ちよく乗れると思っているの
ですが、不愉快な思いしたという話を聞くこともあります。
できるだけそういう思いをしない為には、こちらが節度ある態度でいることも
必要だと思います。 私は、日本でタクシーに乗る時の1.5倍位
気を張っているんじゃないだろうか。何だかんだ言っても外国なので。
昼間タクシーに乗る時でも、「日本で、夜、ひとりでタクシーに乗る」のと
同じく位の気持ちでいて、ちょうど良いんじゃないかな。
旅に出ると開放感で、はじけがち。気持ちをキュキュッと引き締めましょう。
それから、タクシー・スタンドに並ぶ前に、お財布に小銭が入っているか
チェックすることも大事です。“50ドル札だけ”みたいな時は、何か買って
くずしておく方が良いと思います。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ところで、タクシーのつかまえやすさですが。
<Q>にあがっている中では、チャイナタウン・ポイントはちょっと難しめ
だと思います。他は、まずまず、という感じでしょうか。
夕方にタクシーに乗るなら、夕方人が集まってくるような場所の方が、
タクシーはつかまえやすいですよね、やっぱり。
一般に、シンガポールは四六時中交通渋滞で、特に夕方はひどくなるし、
タクシーも、夕方や雨が降ったときなどは、普段より捕まえにくい傾向だ
ということは、一応、頭においておいた方が良いかもしれません。

でもね、場所ごとのつまかまえやすさのだいたいの傾向がわかっていても、
実際にタクシーがすぐにつかまるかどうかは、その時になってみないと、
わからないんです。
私は、ごく普通の平日の夜、空港に行くためタクシーに乗ろうとしていて、
タクシーがどうしてもつかまらなかったという経験をしたことがあります。
ローカルの友人が、急遽、空港まで送ってくれて、事無きを得ましたが、
その友人も「こんなことは滅多に無いよ!」と大変驚いていました。

あ、本題に戻りましょう。 タクシーに乗る場合は、とにかく、まず、
手近なタクシー・スタンド(タクシー・キュー)に並んでみることです。
結局、それが1番の早道のように思います。

もし万が一、タクシーがなかなか来なかったら、
「予定どうりにまわれなくなっちゃう!」と焦らず、
道行く人を観察したり(これがけっこう面白い)、景色を眺めたり、
周りの人と「来ないねェ」とぼやいたり、ちょっと先まで歩いてみたりしながら、
「待ち時間を楽しんじゃおう」くらいの気持ちでいた方が、疲れなくて
良いんじゃないでしょうか。

もし、どうしても時間にゆとりが無いのなら、
「もしタクシーがすぐにつかまらなかったら、こっち」というふうに、
自分の都合どうりにできない場合を想定した代替案を考えておいたり、
時には、「ここに行くのは中止」という決断をする勇気も必要かもしれません。
(↑タクシーがつかまらないかもしれないという意味にとらないでくださいね。)
くれぐれも、自分の気持ちの余裕まで、なくされませんように。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


余談になりますが、2000年12月に行った時、セントーサ島の帰りに、
ワールド・トレード・センター(現ハーバー・フロント・センター)の
タクシー・スタンドにならぼうとしていて、「白タク」に遭遇しました。
割と見かけの良い中国系の20代後半から30歳くらいの男に、英語で、
「タクシー・スタンドで待っていてもタクシーはなかなか来ない。
あの人はもう1時間も待っている。こちらのタクシーならすぐに乗れる
けれど、どう?」と声をかけられたのです。
料金を聞くと「S$35」(通常料金の4倍くらい)とのこと。
車を見ても一般用のセダンで、あからさまにあやしかったので、
きっぱり「No !!」と断ると、あきらめて行ってしまいました。
どうぞお気をおつけください。

タクシー・スタンドで並んで待てば、それなりにタクシーはやってきます。



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