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26/SEP/2000 UP




マカオ・香港 ごはんがいっぱい
<番外編>

22/OCT/1996〜26/OCT/1996



  <マカオ・インフォメーション>  



 <参考になる(?)サイト>
リンク マカオ散策ガイド

   マカオ政府観光局のサイト。
   というわけで、個々のスポットについては、あまり突っ込んだ情報はありません。
   でも、サッと見て概略を知るには、良いと思いました。
   



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 <参考にした本>
ジョアンの香港・マカオ・ノート     『ジョアンの香港マカオノート』
  著者:ジョアン・タップリン
  株式会社ごま書房
  1996年7月初版発行


「モデル兼料理研究家」のジョアンちゃんが、
自分が愛してやまない香港・マカオのこと
(主に“食”)を書いた本。
“自分が楽しいと思ってること”を
思っているままに綴っているので、
ちょっと“同人誌”や“個人サイト”的なテイスト。
ジョアンちゃんの視点に共感できる人には、
とても良いと思う。
読んで大いに楽しく、想像力を刺激され、
香港・マカオに行きたくなる!!

ギャンブラーにはオススメしません。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


  <こんなところに行きました。>  


個々のスポットの概略説明は、「マカオ散策ガイド」などをご覧下さい。
ここでは、“猫熊堂ビジョン”のコメントだけを書いてゆきます。


 大三巴牌坊(たーいさんぱー・ぱいふぉん=聖ポール天主堂跡) Ruinas de S.Paulo
マカオ観光の定番中の定番。 「ぱいふぉん(“ふ”にアクセント)」で、誰にでも通じる。

すーごくでっかい壁だけが残っている。
この壁から想像される教会の出来あがり図には思わず圧倒されるが、
もっと圧倒されるのは、過去の荘厳な華やかさと現在のさびれた様子とのギャップ。
建物につづく階段も、映画「ローマの休日」に出てきた“スペイン階段”みたいで、
みものです。(アイス屋はあったけど、花屋の屋台は無かった。)

私が行った日は、アメリカだかどこだかの国の巡礼団が来ていて、信者でない人は、
壁のそばに近寄らせてもらえなかった。 そんなことも、あるらしい。

タクシーは、天主堂跡の裏手の駐車場に止まるから、階段を上がらずに見に行ける。
けっこう楽ちん。
でも、本当は、参道を歩いて行くほうがありがたみがあるだろうと思う。
昔、まだ建物が残っていた頃、だらだらと続く石畳の坂道を息をきらせながらのぼって、
高い階段の上に天主堂が見えた時の喜びは、いかばかりであったろう。
おそらく、神の祝福を感じるような感動だったのではあるまいか。 そんな想像も楽しい。
(牌坊だけパッと見てサッと帰る場合には、タクシーに待っててもらうと良いみたいです。)

ここに行く途中の道筋には、大変オシャレなヨーロッパ風のカフェなんかもあるようです。

 大炮台(モンテの砦) Fortaleza do Monte
「ぱいふぉん」のすぐ隣で、歩いて行ける。
静かな、なかなか良い散歩道で、お花が咲いていたり、声の良い鳥がすぐそばで鳴いたり、
ペタンクをしているおじさん達がいたりする。

砦は、凄く見晴しが良くて、南シナ海まで一望のもとに見渡せる。
そして、海に向いた大砲が何門も残っているのだ!! (絶好の記念撮影スポットかも。)

砦の入り口のところに、
みやげ物屋なのか砦の一部なのか見分けがつきにくい、みやげ物屋がある。
清代の陶器の写しらしき焼き物や、ちょっとしたパンと牛乳などを売っていて、
うちは、ここで、花瓶を衝動買いしてしまった。
帰りは、リスボア・ホテルの近くまで、丘を下りながら、ぶらぶら歩きをしました。
“街の匂い”が感じられて、楽しかったです。


  <マーフィーのタクシーで島巡り>  


いきなり余談なのだけれど、
マカオのタクシーのほとんどは、ルーム・ミラーの横っちょに、
ジンジャーの白い花だけ束ねた花束を下げている。マーフィーのにも下がってた。
新しいと香りも良いし、ちょっと南っぽい雰囲気なので、私はとっても好きだった。 
でも、なんで?


 四面佛 Four Faces Budda (タイパ島)
タイ式の、金ぴかの仏像。
4つ顔があるのは、世界で3体だけとかなんとか、マカオ御自慢の品、らしい。
・・・うーん。
私は、まず何よりも、その“金ぴか”ぶりに、目がくらんでしまった。
仏像が、お寺の建物の中でなく、そのまま外に置いてあることにも、驚いた。
なんかね、私の知ってるほとけさまじゃないみたいな感じ。
はい? ええ、ちゃんと拝んできましたよ。 4倍、願いがかないやすいかもしれないし。

 住宅式博物館 Taipa House Museum (タイパ島)
「タイパ・ハウス・ミュージアム」は、島巡りで行った中で1番のお気に入り。
実際に使われていたお家が、そのままの姿で博物館となっていて、
どこをとっても、「アンティークとは、こういうこと!」って感じなのだ。
あまり大きなお家じゃないけれど、大変にオシャレである。

家の入り口には、大きなタマリンド(たぶんそうだったと思う。有名な巨木らしい。)
の木があり、部屋のすぐ向こうには、マングローブの林が広がっているという環境も、
大層気持ちが良いのだった。

 タイパ・コロアン・コーズウェイ Taipa-Coloane Causeway
ほんのちょっと海の上に顔を出しているだけの低い土手の上を、車が走る。
なんだか浅い海の中を走っているような感覚で、ドアから水が入って来そうな気がする。
正直なところ、「早く渡り終わってくれぇ!」と思っていた。

コロアン島からの帰路では、コーズウェイの入り口で停車させられて、
パスポートをチェックされた。中国からの密入国者を取り締まるためだそうだ。
中国に返還された後も、これはおこなわれているの??

<HP版・追記>
この時は、コーズウェイのまわりは干拓工事の真っ最中だったのだ。でも、 最近のガイドブックでは
“陸地”のように書いてあるのね。うーむ。 ホッとすると同時になんとなく物悲しい気分なのは何故。

 聖方濟各聖堂(聖フランシスコ・ザビエル教会) (コロアン島)
「フランシスコ・ザビエルの遺骨の一部がある。 聖ザビエルの像もある。」
と聞いて、こちらもちょっと身構えたせいか、屋外は日差しが強く暑いくらい
だったのに、教会の中は、少し暗く、ひんやりと静謐な感じがした。
ザビエルと言えば、私にとっては、歴史上の人物。
だけど、この教会は、今も地元の人の生活に密着した“現役”のようで、驚いた。

『キリストのあかしびと』という日本語の小冊子をいただいた。

 黒沙海灘(ハクサ・ビーチ) Hac Sa Beach (コロアン島)
「ハクサ」というので、日本人の感覚で「白い(ハク)砂」のビーチだと思っていたら、
砂が黒い!! 
「それは砂鉄が沢山含まれているから。」とマーフィーさんが教えてくれた。
中国語(広東語?)では、ハクは「黒」なのだ。

 威斯登酒店(ウェスティン・リゾート) Westin Resort (コロアン島)
マーフィーさんのイチオシ・スポット。
曰く、「新しくって、キレイで、超ゴーカ・スーパー・スペシャルなんですよ!!
ちょっとゴルフでもしてきませんか? オレ、ここで待ってますから。 (意訳)
「私達は、ゴルフはやらないし、そんなに時間も無いから、いいよ。」と言ったら、
ちょっと残念そうだった。 そして、「次は、絶対、ここに泊まるべきです。」と言った。
自慢に思ってるんだよね、ここのこと。
良いコでしょ、マーフィーってば? 


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


マカオの街は、できれば、ゆっくり自分の足で歩くのが、楽しいです。
なんでもない路地裏や、何気ない洗濯物や、石畳の道の感触なんかが、
とても魅力的だったりするのでした。



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