マカオ観光の定番中の定番。 「ぱいふぉん(“ふ”にアクセント)」で、誰にでも通じる。
すーごくでっかい壁だけが残っている。
この壁から想像される教会の出来あがり図には思わず圧倒されるが、
もっと圧倒されるのは、過去の荘厳な華やかさと現在のさびれた様子とのギャップ。
建物につづく階段も、映画「ローマの休日」に出てきた“スペイン階段”みたいで、
みものです。(アイス屋はあったけど、花屋の屋台は無かった。)
私が行った日は、アメリカだかどこだかの国の巡礼団が来ていて、信者でない人は、
壁のそばに近寄らせてもらえなかった。 そんなことも、あるらしい。
タクシーは、天主堂跡の裏手の駐車場に止まるから、階段を上がらずに見に行ける。
けっこう楽ちん。
でも、本当は、参道を歩いて行くほうがありがたみがあるだろうと思う。
昔、まだ建物が残っていた頃、だらだらと続く石畳の坂道を息をきらせながらのぼって、
高い階段の上に天主堂が見えた時の喜びは、いかばかりであったろう。
おそらく、神の祝福を感じるような感動だったのではあるまいか。 そんな想像も楽しい。
(牌坊だけパッと見てサッと帰る場合には、タクシーに待っててもらうと良いみたいです。)
ここに行く途中の道筋には、大変オシャレなヨーロッパ風のカフェなんかもあるようです。 |