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26/APR/2001 UP


   グリコな (!?) ココナッツ   
〜 1粒で2度おいしい。ココナッツ・ジュース 〜





『1粒で2度おいしい。グリコ・アーモンド・チョコレート。』
知ってますか、このコピー? 知らない?
(猫熊堂が小猫熊だった頃、超ポピュラーだったCMだ。)
ココナッツは、ジュースを飲んで(@)、
殻にくっついている白い果肉も食べられる(A)。
まさに、1粒で2度おいしい。それで、思い出したわけ。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


ココナッツのイメージって“白砂のビーチで寝そべって飲む”
みたいなものだったりする (ちと、情けないか。) ので、
頭にパッと浮かぶのは“ほんとに木になってたまんま”の、
まわりにグリーンの皮がちゃんとついてる大きな実です。
だけど、実際は、
“外の皮を剥いで芯だけにしたヤツ”の方が一般的みたい。 
スーパーなんかでは、ソフトボールぐらいのケバケバ・ゴロリンとした
茶色の玉の状態で、冷蔵野菜ケースに入ってるのを見かけます。
縁日の出店とかでも、S$2も出せば、
氷水のなかで良ーく冷えたケバケバ・ゴロリンを売ってます。
買うと、おねえさんが包丁で実のアタマをガンガンたたいて、
丸くヒビが入ったところで刃でヨイショってこじ開けて (見てるとコワイぞ)
ストローを差して、ていねいに割れた部分を戻し、
ペラッペラのプラスチックのれんげをくれます。

ちゅ、ちゅ、ちぅぅぅー。冷たくって、おいしー!

ホントに“おいしい”かっていうと、
うっすらと青臭いし、甘みも薄いし、正直、どうかと思いますね。
ただ、微妙に濃度があって、それが良いんです。
“体に優しく、吸収されやすい”という感じです。
あと、天然自然な味って、不思議と飽きないです。
果肉はレンゲで掻き取って食べます。
白っぽくて透明感のあるナタデココ系のプルンとした果肉は、
チュルっとした喉越しがひんやりしてて、グー。
熟した白いみっちりとした果肉だったら、シャクシャクした噛み心地と、
噛むと出てくるココナッツの味と香りがナカナカです。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


選ぶ時は、まず、鮮度。
皮の繊維がカバカバに乾いてるのはダメ。
それから、その場で果肉の食感も楽しみたかったら、
欲張ってはいけません。
大きい実はそれだけ長く木になってたってこと。果肉も成熟してます。
白く堅くなった果肉にはペラペラのレンゲじゃ歯が立ちません。
結局、持って帰って、金属製のスプーンを使ってガシガシほじくり出す
ハメになる。(それはそれで楽しいし、旨いけど。)
ジュースの味も小ぶりのものの方がちょっとおいしいような気も、
しないでもないです。少し甘みがあるような。
ホーカーのおばさんは、「これはタイ産だから、甘くておいしいよ!」
って言ってました。そういうものなの??

全部食べきったら、殻は良く洗って、乾かして、植木鉢に使えます。
チェーンをつけて窓からぶら下げられるようにすると、
なかなか良い風情です。

しまった。ココナッツは1粒で3度おいしいのだったァ。
                              




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