《とっても気持ちいい》
シンガポールは街中に緑が多い。だから好き。
まず、オーチャード・ロードの街路樹の巨大さに目を見張り、
街路樹のおかげで日蔭が出来て歩きやすいということに気が付いて、
南国の知恵に感謝する。
『国民には植樹をする義務がある』と、昔、聞いたことがあるような。
ホントかな?
シンガポールはとってもクリーン。だから好き。
・ チューイン・ガムの持ち込みは、禁止。もちろん販売もしてません。
・ 道路に“ポイ棄て”したら、罰金。
・・・日本もマネすればいいのになァ。
・ MRT・バスなどの車内での飲食は禁止。
・・・片道2時間なんていう遠距離移動は無いからね、ここは。
・ 建物の中は基本的に禁煙。吸ったら罰金。
・・・バンザーイ、バンザーイ、大賛成!
・ 植木鉢にボウフラがわいたら、罰金。
・・・おたまみたいのを持って調べに来るって。キョーレツだなぁ。
・ ヘロインなどの麻薬を持ち込んだら、死刑!
・・・死刑よ、死刑!!マジで!!!
・ エッチな写真も持ち込み禁止。
厳しい検閲で『現代』も『宝石』もソレ系のグラビアなし。
映画も、不自然なつながり方をしててアレッと思うことがあるし。
ついでにビデオの検閲も厳しい。
持ち込む場合は30分いくらの検閲手数料を取られるらしい。
そんで、まずいところなんかあったひにゃ、たまりません。
まぁ、どれも私にはほとんど関係ないことばかりだし、
タバコの規制などは、かえってうれしい、と思う。
だから、とっても気持ち良ーくすごせるのです!!(私は。)
という前振りが済んだところで。
《猫熊は、見た!》
トア・パヨの縁日の露店に、VCD(ビデオCD)屋が出てました。
(VCDは画が出るCDで、DVDとは別物です。シンガポールではビデオと
同じ位ポピュラーで、大抵の家にVCDのデッキがあるそうです。)
『ゴレンジャー』みたいな戦隊モノとか、『うる星やつら』とかの
日本アニメが全盛で、それはそれでびっくりしました。
で、同じ台の上に明らかに18禁のソフトを見つけ、
同行のシンガポーリアンの友人に言ったんです。
「えー、こんなのもOKなわけぇ?」
「ああ、それは教育用だから。
パッケージに検閲済みのシールが貼ってあるだろ。
大人の男女がどういうことをするか、正しい知識が必要だからね。」
・・・ 驚愕!
もう1軒、VCD屋をみつけました。駅弁売りスタイルに近い小さい店です。
こっちにも、ありました。
「こっちのはスゴイよ。 ホラ、見て。シールが貼ってないのわかる?
これは“裏”ってやつ。 買って帰る?(笑) 高いけど。 画質も良いよ。」
・・・ “駅弁売り”は逃げやすいように、だって。
人間くさくて笑っちゃうな。
<追記>
在住日本人の某氏からお聞きした話では、シンガポールの海賊版の
アダルトVCDは、“裏”というほどのモノではないそうです。
日本のAVのつぎはぎだったりするんだって。
「パッケージと中身が全然違うし、編集もいい加減で筋がぐちゃぐちゃに
なっているし、画質も悪いそうですよ。」とのことです。 残念デシタ。(笑)
《奥さん、困るよ、分別しなきゃ》
ゴミ出し。
シンガポールでは困りません。今のところ。
私が足マッサージを習っていた『松柏健康之家』で、
施術室の改装をしたときのこと。
古いモノを片付けたので、台車を呼ぶくらい、凄くいっぱいゴミが出ました。
で、ゴミは、大きな黒いビニール袋の中に、何でもかんでもいっしょくたに
入れちゃったんです。金属も、ビンも、陶器も、プラスチックも。
私はとてもびっくりし、
「一緒に捨てちゃっていいの?」と聞いたら、
「いい。」と言うので、またびっくり。
さすがにガラスはマズイだろうと思ったので
「危険でしょ?」と言ったら、
「そうだな。これで包め」って、新聞紙を渡されちゃった。
「・・・」(もっと危ないだろー、それじゃあっっ!! ←魂の叫び。)
これはね、うちの先生達の意識が低いんじゃないんですよっ。
ゴミの分別収集をしてないんです!!
みんなまとめて焼却炉に持って行って、焼いちゃう、らしい。
(そ、その焼却灰はどうしてるんでしょう???)
焼却炉には金属を分別する装置は付いてるそうですが。
(てことは、金属のリサイクルはしてるんでしょうか??)
日本では、
ゴミの分別収集やリサイクルは、あたりまえのことになっています。
“クリーンにはウルサイ国”というイメージが強いシンガポールなら、当然、
「ゴミ出しの規制も超キビシイだろう。 ゴミ処理も新しいことを
いろいろ取り入れているんだろうな。」と、私は思っていたのです。
だからゴミの『ごちゃまぜ捨て』は、凄くショックでした。
シンガポールでは、
まだ環境問題に対する社会的な関心が余り強くないんだなぁ、
と思います。
日本では、ダイオキシンの野菜への影響が大きくマスコミに取り上げられて
社会問題化したりして、一挙に『環境』に対する人々の関心が高まりました。
その後、『ゴミ問題』はイコール『環境問題』という認識が一般的になって、
「リサイクル法」や新しい環境基準が設定されたりもしました。
こういう問題意識が一般市民に浸透してゆくのには、何か“きっかけ”が
必要なんでしょうか?
(何か事件がおこるっていうのも、怖いものがあるケド。)
きっと、シンガポールでも、あと何年かするうちに『ダイオキシン』とか『環境』
とかに関心が向いて、キョーレツに潔癖な法律が出来るのかもしれません。
どれだけスゴイものが出て来るか、とても楽しみです。
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