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14/JUN/2001 UP
猫熊堂的体験に基づく
< シンガポール旅行Q&A >


< お金の持って行き方・換え方 >



<Q>

シンガポール・ドルへの両替は、いつ、どこでするのが良いでしょう?
上手なお金の持って行き方と換え方は?



<A>

@ お金の持って行き方

シンガポール旅行では、お金は、
「 日本円のキャッシュ & クレジット・カード 」 で持って行くのがベスト。
(クレジット・カードの番号・有効期限・連絡先はメモして、お財布とは別に携行する。)

現金は、そんなに大金を持って行く必要は無いと思うなぁ。
私の場合、ホテル代や、レストランでの食事、デパートでの買物など、
身元が確かそうに思える場所ではクレジット・カードを使い、
(↑判断は自己責任!!=何か起こっても、保障があるとは限らない。)
個人商店での買物、カフェやローカル・フードの屋台(ホーカー)での食事、
移動の交通費、金額のはらない物を買う時などは、キャッシュです。


<日本でシンガポール・ドルに替えておく必要は無い>

日本でシンガポール・ドル(S$)に換えるのは、レートがムチャクチャ悪い!
シンガポールに着いてから両替所で換える方が、ずっとレートが良いです。

あと、笑い話のようなホントの話があるんだけど。
私が足マッサージを習っていた時、お店に来た日本人のお客さんで、
米ドルのキャッシュを持ってきた人がいた! 聞けば、
日本で「日本円→米ドル」にわざわざ両替し、米ドルを持ってきたとのこと。
なんでそういうことするかなぁ!?
これって、日本で中国語を喋って「通じない!」っていうのと同じじゃない?
シンガポールでは米ドルがそのまま使えるところはあまり無いので、
結局、もう1度シンガポール・ドルに両替しないと身動きがとれません。
その上、「日本円→米ドル」、「米ドル→シンガポール・ドル」と、
両替をする度に元金は目減りして行く。 手間もかかるし、お金も損です。


<トラベラーズ・チェックはオススメではない>

トラベラース・チェックは、安全性は高いかもしれない。
でも、利便性は、非常に低い。 おまけに、両替レートがかなり悪い。
日本円のだろうが、米ドルのだろうが、トラベラーズ・チェック(T/C)が
そのまま使えるところは、ほとんど無い。
だから、結局、シンガポール・ドルのキャッシュに換えなければならない。
ところが、T/Cは、街中の両替所では換えてくれない所もあるのだ。
換えてくれることろでも、キャッシュと較べると、「えっ!」と驚くほど
レートが悪い!! しかも、あまり歓迎されている様子ではない。
銀行に行くと、やっぱりキャッシュより悪い交換レートが提示されていて、
さらに自社発行でないT/CだとS$20〜30などというベラボーな手数料
を取られてしまい、おまけに、チェック(小切手)の窓口はローカルの人の
小切手決済窓口と一緒の場合が多い為、混んでて時間がかかったりする。
そもそも、T/Cは、買うときに額面の1%の手数料を払ってるわけだし、
「元金→T/C→シンガポール・ドルのキャッシュ」の目減り分は、そこそこ
のレストランで昼食が食べられる程にもなり、バカにできないのだ。

安全性は高いけれども利便性&交換レートの悪いT/Cと、
安全性は劣るが利便性の高いキャッシュ&クレジット・カードを較べた場合、
私は迷わず利便性の高さをとる。 滞在期間が短ければ短いほど、そうだ。
シンガポールは、刑罰が厳しく、どちらかといえば治安が良い国なので、
「自分の持ち物は自分の責任で守る」という意識を常に持って自己管理を
していれば、キャッシュやクレジット・カードは、そんなに危険は無いと、
私は思う。(↑胴巻きなんかにする必要は無いですよ。慣れないことは、かえって危険。)


<海外でも引き出せるキャッシュ・カードはどうか?>

シティ・バンクのキャシュ・カードに代表される、海外でも自分の口座から
現地通貨でお金が引き出せるカードは、便利かもしれない。
ATMは、銀行やMRTの駅など便利な場所にあって、24時間利用可能だ。
利用方法も難しくない。引き出し手数料もかからない。
他人の手が触れない分、クレジット・カードより安全な気もする。
問題は、レート。 
銀行の両替レート適用なので、街中の両替所のレートより、悪い。

長所と短所を良くわかった上で、「使う」、「使わない」の判断をするべき
でしょう。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


<シンガポールのお金>

フォト<シンガポールの紙幣1>
シンガポール・ドル

フォト<シンガポールの紙幣2(ブルネイ・ドル)>
ブルネイ・ドル
左は、
シンガポールで流通している紙幣。

上の4つがシンガポール・ドル。
もっと高額の紙幣もあるけど、
旅行者が使いやすいのは、
このへんでしょう。
S$50は、額面では3500円
前後だけど、シンガポールの
物価は、日本より少し安いので、
日本で7千円分位の買物をするのと
同じくらいの満足感がある。
(↑1S$=¥70くらいまでの場合)

下の2つはブルネイ・ドル。
お釣りなどで、たまーに、コイツを
貰うことがある。 そういう時は、
「ダマされてる!?」と疑う前に、
ブルネイ・ドルかどうかチェック。
(私は疑って恥かいた経験アリ)
ブルネイ・ドルは、S$と等価。
ただし、自動販売機に使えない。
それから、ブルネイ・ドルは、
日本国内では日本円に両替
できないので、注意。
記念にとっておくか、
早めに使っちゃおう。


写真・上段、上から
S$2/S$5/S$10/ S$50

写真・下段、ブルネイ・ドル。 上から
B$5/B$10 (他の券種もある。)
お札の基調色と大きさは、
同額のシンガポール・ドルと同じ。

お財布の中身(券種)は、ちょくちょく確認したほうが良いと思う。
タクシーに乗ったり、ホーカーで何か食べる時、50ドル札しか無かったら、
ちょっとキツイこともある。 そこそこ以上のランクのホテルに泊まるなら枕銭の
ことも考えないといけないし、バスやMRTに乗るなら、小銭(コイン)も必要。
私は、50ドル札は、スーパーなどで使って、頻繁にくずすようにしています。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


A お金の換え方

両替が出来るところは、下記の3つ。

1) 両替所(Money Changer)
2) 銀行
3) ホテル

けれども、実際に利用するのは圧倒的に 両替所 (Money Changer) である。
両替所(Money Changer) は、銀行、ホテルと較べると、ずっとレートが良い!
ショッピング・センターなどには大抵入っていて、営業時間も、入っている所
の営業時間とほぼ同じなので、便利に使える。 手数料もかからない。
ほとんどの所でちゃんとレシートも出る。 安全・安心だ。
ただし、お店によってレートが違うので、可能であれば、何件かまわって
較べてから換えた方が良いと思う。 (エリアごとの格差も、多少ある。)
店頭の表示の、“BUY”の欄の数字が大きい方が、レートが良い。
店頭に表示が無い時は、勇気を出してお店のおじさんに聞く。
「聞くだけ」もアリ。 レートを聞いてから換える・換えないを判断すれば良く、
換えたくない時は「No」と言って“換えない”という意思をはっきり伝えれば、
それ以上何も言われないから大丈夫。(意思表示ははっきり。曖昧なのはダメです。)
両替所はインド系のでっかいおじさんがやっていることが多く、
「ちょっと恐そう」という第一印象だったりするんだけれども、愛想が悪いだけで、
理不尽なことはありません。 気軽に、どんどん利用したいものです。

銀行は、私は、2度、別々の所で両替してみて、レートの悪さと混み方に
懲りたので、その後は使っていません。 ホテルよりは、レートは良いけど。

ホテルのキャッシャーは、ホントに緊急を要する時には、便利。
少額でもイヤな顔をされないので、必要最小限の金額にとどめるのがコツ。


◇   ◇   ◇


旅行者が使いやすい両替所については、次のページに書きますね。 



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