03/OCT/2000 UP



 
 
フ ェ ア リ ー ・ テ イ ル
五月の寓話
 
 





フォト<パリ29・フィアット>



2000年のF−1・イタリア・グランプリに勝ったM・シューマッハは、
レース後の記者会見で、「これで勝ち星がセナと並びましたね。」という言葉に
いきなり号泣しはじめ、ついにインタビューに答えることが出来なかった。

シューマッハ本人が何を思って泣いたのかは、わからない。
けれど、この出来事は、私に、昔書いた“小説もどき”を思い出させるきっかけとなった。



フォト<パリ30・サンジェルマンデプレの花屋>



これから採録する“小説もどき”は、
一応、アニメ、『サイバーフォーミュラ』のパロディーという形式をとっています。
カップリングは“加賀×ハヤト”です。 
出来れば、関俊彦×金丸淳一ボイスで吹き替えて読んでいただけると、嬉しいです。
時期は、ドラマCDの『 LEGEND OF RACERS 1 』の翌年(ってことは、2017年か。 笑 )という
設定です。

文中には実在の人物名も出てきますが、そういう人達も含め、登場人物は、
事実・史実およびアニメの筋立てをまったく無視した私の“創作”なので、
「実際と違う!」と言って怒らないでください。よろしくです。
何故かというと、この“小説もどき”は、
同人誌や何かで発表するつもりで書いたものではないからです。

お読みいただければわかると思いますが、これは、
アイルトン・セナの事故(1994年5月2日)の後、自分だけの為に書きました。
ワープロの最終更新日は1994年5月20日になっています。
セナの死があまりに突然で、あまりに理不尽すぎるものだったので、
私は、自分の気持ちを落ち着けるために、何か納得できる理由が欲しかったのです。
私には、これを書くことが、たぶん、必要だったし、書いたら気持ちが楽になりました。
だから、その後もF−1が好きでいられたのだと思います。



フォト<パリ15・フォションのそばの食料品店の店先>



文中で使用している写真は、1987年4月にパリに滞在した時、写したものです。
少々季節と場所が合わないのと、なんとなく古ぼけて見えるのは、お許しください。


では、どうぞ。





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