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漢方薬を中心とする、香港の市販薬。買って、使って、どうだったか。猫熊堂的レポート。
15/SEP/2000 UP


 
喉疾靈 (HOU JI LING)


<これもやっぱり、喉の薬だぁ。>


<喉疾霊>ボックス <喉疾霊>説明書


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


以下、能書です。  

本品は我が社の新製品です。
中国伝統の医術に基き、現代科学の技術を使って錠剤にしました。
喉のハレ、発熱に良く効きます。
中国では、古来、喉の病気はすべて『火』に属すると考えられて来ました。
風邪の熱、あるいは内蔵の熱などによって、喉の痛みは引き起こされるからです。
喉があかくハレたり、疼痛、化膿、頭痛、発熱、呑み込めない、痰がからむ・・・。
もし、風邪の熱が体の中にとどまると、内蔵が熱を持ち、
耳の前や耳下腺が腫れたり、痛んだりします。
本薬は、中国伝統の医術にのっとり、
解熱、解毒、腫れをしずめ、痛みをとり、邪を外に出し、体内の熱をさまし、
『火』を沈め、喉の赤み、腫れ、熱などの諸症状を取り去ります。
西洋医学の診断で『耳下腺炎』『扁桃炎』『急性・慢性咽頭炎』とされる諸症状の治療に、
97%の有効性が認められます。 
黄色ブドウ球菌、溶血性鏈球菌、緑膿桿菌、肺炎雙球菌に等しく有効です。
(漢字の字面からワタクシが想像して意訳したんですけど。)

ね、効きそうでしょう? 『喉痛靈』と比べると、ちょっと強い、のかな?
お値段はちょっと高い、です。約2倍。
2倍効くか、っていうと良くわからないですけどね。
『喉疾靈』のほうが、見かけも雰囲気も“お薬”っぽいです。
違いは、『喉疾靈』は、飲むと「お腹がスーッとする感じ」があります。 
『太田胃酸』の弱いのみたいな感じかな。 喉もスーッとする。

ただ、効く時はホントに効くんですけど、私の場合は、そのときの調子によって、
『喉疾靈』が効いたり、『喉痛靈』が効いたりします。不思議。
どちらかというと、私は、自分には『喉痛靈』の方が合っているように感じていますが、
元同僚の某嬢は、『喉疾靈』の方が効くそうですよ。

『喉痛靈』は糖衣錠だけど、『喉疾靈』はカプセルです。
『喉疾靈』は、ちょっと(?)漢方くさいニオイがあります。
元同僚の某某嬢は「ニオイでだめ!」って言ってた。
ビビっちゃだめだよう。漢方はあのニオイが効くんだよう。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


名称 ほうじりん 喉疾靈 (HOU JI LING)
製造 廣州 陳李濟藥廠 MADE IN CHINA
効能 熱を冷ます/解毒/腫れをとる/痛みを止める
耳下腺炎/扁桃腺炎/急性・慢性咽頭炎/喉の調子が悪いときに
用法 1日3回。大人は1回4錠。子供は調節のこと。
食前、食後などの服用のタイミングの指定は無し。
形態 1箱36粒入り。店頭では1箱ずつのばら売り。10箱で1カートン。
購入 『裕華國貨』の薬コーナー(定価)1箱:HK$28(1998年1月)
(ヴェテラン販売員のおばちゃんおじちゃんなら、10%offです。) 
他のお店ではあんまり見なかったと思います。
コンビニ系ドラッグストアには置いてないです。



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<成分&類似薬との比較>

<参考>
喉疾靈 膠嚢 (Hou Ji Ling Jiao NANG
Radix Sophorae Tonkinensis 山豆根 25
Fructus Chebulae 訶子 25
Radix Isatidis 板藍根 20
Pulvis Concha Margaritifera 真珠粉 10
Artificial Calculus Bovis 人口牛黄 10
Radix Trichosanthis 天花粉 10
喉痛靈 (Hou Tong Ling)
Radix Isatidis 板藍根 48.53 
Flos Chrysanthemi Indici 野菊花 24.265
Herba Schizonepetae 荊芥 24.265
Cornu Bubali Condensed Powder 水牛角濃縮粉   2.94 




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