《Earthen Pot　カレー・パウダー》 アジアン・ホーム・グルメは“素”だったけど、こちらは“カレー粉”。 “いつものカレー”を作る時に、ガラムマサラがわりに使うと、パッと香りが出て、 スパイシーになって、とってもおいしいの！！ だから、うちでは、とっても出番が多くて、便利・重宝しています。　 ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ リトル・インディアの「ムスタファ・センター」で購入したチキンカレーの大袋（２５０ｇ）。 スーパーでは１００ｇの小袋が一般的。 カレー・パウダーには、 『チキン』、『ミート』、『フィッシュ』、 『ヴェジタブル』の４種類があって、 ガラス瓶に入れて並べておくと、 なかなかキレイ。 日本では、カレー粉というと、 「ターメリックの黄色」を 思い浮かべがちだけど、 このシリーズは、全部、 とうがらしがベースになっている らしくて、粉が赤いのだ。 少し重さを感じるレンガ色の『ミート』。 パプリカ色の『チキン』。 グリーンと赤が混じる『フィッシュ』。 グリーンがちょっと多い『ヴェジ』。 微妙に色が違うのは、 スパイスの調合が違うから！ 例えば『フィッシュ』は、圧倒的に コリアンダー＆赤唐辛子だし、 『ヴェジ』にはナツメグとディルが 入っているという具合。 香りもかなり違います。 香りは、うまく表現出来ないけど、 それぞれの素材にあいそうな、 とっても良い香り！ で、うちでは、普段は、「カレー・ルウの補助」という感じで、 �@　肉や魚介の下味をつける時、粉のまま少量まぶしたり、 �A　仕上げに、水で溶いたものを少量加えて香りを出す、 というように使っています。 『チキン』は、もちろん、チキン・カレーに。　『ミート』は、ポークやビーフのカレーに。 『フィッシュ』は、シーフード・カレーの時すごく良いし、 『ヴェジタブル』は、ナスやトマトで夏野菜のカレーをする時なんかに良いです。 あと、カレー粉って 日本で買うと、 結構高いでしょ。 でも、コレは高くない。 『ヴェジ』が 1番高いんだけど、 それでも１袋（７５ｇ） S＄１.４（￥１００しない）。 その他は １袋（１００ｇ）で S＄１.１５（約￥８０）。 ちょっと、ホクホクです。 左：師匠イチオシの『フィッシュ』　／　右：『ヴェジタブル』 ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ ところでコレ、袋に「Ｒeａｄｙ ｔｏ Cｏｏｋ」と書いてあるので、本当は『素』みたいに 使うものらしいです。　『ヴェジタリアン』で試してみました。 ＜使った材料＞ キャベツ、タマネギ、にんじん、なす、ミニ・トマト、いんげん、オクラ。　　 （オクラが入ると、とたんにエスニックっぽくなるから不思議。）　全部で約１ｋｇ。 ココナッツ・クリーム・パウダー３０ｇ。　サラダ油大さじ４。　塩・少々。 ＜作り方＞　 １） 水４００ｃｃにカレー・パウダー５０ｇを振り入れ、良くかき混ぜる。 ２） 鍋で大さじ４のサラダ油を熱し、１）で作ったカレー・ペーストを静かに注ぎ入れ、 熱くなって香りが立ってくるまで炒める。（１分間位かな。） ３） この鍋に、水１０００ｃｃを足し、沸騰させる。 ４） そこに、ザク切りにした野菜を加えて、沸騰したら火を弱め、野菜が柔らかく なるまで煮こむ。（好みで湯葉や春雨を加えてもＯＫとのこと） ５） 仕上げに、ココナッツ・クリーム・パウダー３０ｇを水１３０ｃｃで溶いたものを加え、 塩で味を整える。 ＜試食＞ 凄く辛い！クワッと発散する感じで辛さが来ます。　 でも、カレーに濃度がないので、ハッとする辛さは、来てもすぐ行っちゃうから、 さっぱりしていてけっこう平気（私は）。 野菜だけの時は、野菜がくたっとなるまで良ーく煮込んだ方が、 甘みとうまみが出て、深みがある味になるようです。 「ホーカーのベジタブルカレーだぁ〜」と喜ぶ私。 でもね、私は良いんだけど、これ、両親にはイマイチうけておりません。 かなり“通好み”または“マニアック”と申せましょう（笑）。 やはり、気候の違いが美味しさの感じ方に及ぼす影響は、大きいと思います。 自分の生活に馴染んだ使い方をすれば、いいんじゃないのかな？？