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20/MAY/2001 UP


   肉骨茶湯料(バクテーの素)   
〜 お肉もスープも、妙に旨いっ! 〜


《肉骨茶湯料(バクテーの素)》


骨付きのブタのバラ肉とニンニクを煮込んだスープ「肉骨茶(バクテー)」。
スパイシーで力強い味で、お肉もスープも、妙に旨いっ!!

「肉骨茶(バクテー)」は、昔、この暑い国で肉体労働をしていた人達が、
1日2回の食事(昔はそれが普通だったんだって)でも参らず元気に働けるよう
工夫された“朝食”メニューだったのだそうだ。

今も人気は高く、スープの素もいろんなメーカーのものが発売され、
漢方薬屋やスーパーの店頭にぶら下がって(台紙にホチキスでとめてあるのよ。)
味を競っている。

フォト<いろいろな肉骨茶の素>

作り方はいたって簡単で、
深い寸胴鍋に水1.5リットル、肉骨茶湯料1包、ニンニク5粒〜1玉を入れて
強火にかけ、沸騰したら骨付き豚バラ肉1キログラムを投入、
後は火を弱めて35分煮る。(煮すぎてはいけないと、袋に書いてある。)
煮あがったら肉骨茶の素は取り出す。
これだけで、OK。アクすくいなんかも不要です。 

フォト<イチオシ、「 ILC TRADING 」のバクテーの素>
私が、今のところ1番気に入って
いるバクテーの素は、
左の写真の、『 ILC TRADING 』
(1袋S$1.2)のもの。
スパイスのバランスが良く、
肉の味をうまく引き出しつつ
骨付き肉の臭みは消して、
スープの味にコクがあって、
喉越しにキレがある。
強さと繊細さがうまくバランスを
保っている味だと思う。

いぜん某達人からお土産に
いただいた、有名肉骨茶店
『新世界ー亜順肉骨茶餐室』の
“素”よりも、ずっと美味しい!
と、私は密かに思っている。
あ、言っちゃった ・・・。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


うちでもバクテーを作る。
バクテーは、美味しいんだけど、日本の気候風土にはイマイチしつこいと思うので、
そのまんまで食べるより、「肉の煮込み料理の下ごしらえ」として利用することが多い。
ベストは、秋から春に作る、スペアリブ・カレー!!

<作り方>
1) 前の晩、バクテーを煮て(素は取り出す)、鍋をそのままほったらかしておく。
 (ニンニクはひとまとめに「茶漉し袋」に入れて鍋に放りこむと、後の処理が楽。)
翌日、鍋の上の方にこってりと白くラードが固まって(←秋から春なら)
浮かんでいるので、全部キレイにすくいとる。ニンニクは捨てる。
 (このラードは捨てても良いし、料理に使っても良い。)
澄んだスープと肉をカレーに使う。
2) 市販のカレー・ルウを使って、普通にポーク・カレーを作っていく。
 <注意> スープにニンニクがタップリ使ってあるので、
        香味野菜はとりあえず生姜だけにしておく。
野菜を炒めたところに、1)のスープと肉を入れて煮る。
野菜が柔らかくなったら、ルウを割り入れ、味を整える。
 <注意> スープに塩味がついているので、塩の入れすぎに注意。
        ここでニンニクが足りないと思ったら、ガーリック・パウダーを
        少量足す。
3) 仕上げに、「Earthen Pot MEAT Curry Powder」を水溶きしたものを少量加えて
香りをつける。
まぁ、「味を整える」のあたりに猫熊堂独自のヒミツがいっぱいあるのだけれど(笑)、
普通に作った時と較べて、“うちのカレー”の味が3割くらいアップすると思います。
あと、「ポーク・カレーはブタくさいから嫌」と思っている人でも、
きっとこれなら食べられますよ。


バクテーを利用するお料理では、「ブタの角煮」も素晴らしいですっ!!
バクテーの素で下煮したリブで作ると、普通のバラ肉で作ったのより、
はるかにコクがあってジューシーで柔らかく、臭みのないのが出来る。
ぜひ、試してみてください!!!!!


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


フォト<新世界ー亜順肉骨茶餐室のバクテーの素>
左は、某達人からいただいた、
『新世界ー亜順肉骨茶餐室』の、
“肉骨茶湯料”。
瓶入りで、肉骨茶の素としては
高級感があるよね。
瓶に書いてあるレシピには、
「35分以上煮てはいけない」と
あるのだけれど、じっくりゆっくり
長時間煮込んだほうがうまいと
私は思う。

下は、同店のストア・カードです。
* 2002年3月から電話番号が
   8ケタになりました。 かける時は
   頭に「6」を付けて下さい。

フォト<新世界ー亜順肉骨茶餐室のストア・カード>




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