《ポーピェン(ポピア:薄餅)》
野菜クレープっていうかな・・・ まぁ、ちょっと違うけど、遠くもなかろう。
野菜が主役ってところが、シンガポールでは珍しいと思う。
私は、ファー・イースト・スクエアのはずれの薄餅屋で、
足マッサージの先生にごちそうになりました。
ホーカー・スタイルではなく、ちゃんと“レストラン”の体裁をしているお店で、
自分で巻いて食べるシステムです。
キャベツの千切りをメインに金華ハムやらなにやらが入った野菜煮の鍋と、
クレープ状の皮と、すりおろしニンニク・白髪ネギ・香菜・チリなどの薬味の
お皿がだだだだっと並んだ様子はなかなか壮観で、ワクワクしちゃう。
皮に、まず薬味を乗せる。
生ニンニクは味もニオイもキツイだろう・・・と思ってわざと外し、
ネギとチリと香菜を皮の上に置いたら、先生ってば、
わざわざニンニクのお皿から1匙すくって、皮の上に乗っけてくれた。
「Spread ..... 」 うおーっ。しょーがないかぁ、もー。
「Good !! Go on.」 はい、はい。
全部巻いて、ガブッといく。
野菜は、“コンソメ+醤油+隠し味の砂糖”みたいな味つけです。
なんだか少し懐かしいような感じがするのは何故?
なかなか良いっすよ。アリですね、アリ。
心配していたニンニクも、量を間違えなければ、隠し味として威力を発揮。
入らないと、味のパンチが弱くなると思う。
(つけ過ぎると、タイヘンなことになる、とも思うけど。)
ポーピェンは、ローカルの人達には“おやつ”みたいな感覚の
ポピュラーにして気軽な食べ物のようで、
中身も千差万別って感じにいろいろあるらしいです。
多分、昔は、残り野菜とか、ありあわせで作ったんだろうし、
“うちの味”みたいなのがあるんじゃないかと思います。
そんなところが、懐かしさの秘密なのかな、なんて思いました。
このお店も、かなりはやってるようで、食事には少し早い時間だったのに、
満席でした。 (ちなみに、女子トイレも大混雑で行列ができてましたよ。)
《田鶏(カエル)》
このポーピェン屋では、
サイド・オーダーに田鶏(カエル)の足の揚げたのを食べました。
だって、先生が頼んじゃったんだよ。どうしようもないでしょ。(号泣)
味はね、鶏肉みたいで、もうちょっとプリンッとしてて甘みもあるかな。
あと、口どけが柔らかい感じ。 意外に上品な味で、びっくり!!
クサミとかそういうのはまったく無く、むしろ、なまじの鶏より食味は良いかも。
だけどサ、足の筋肉の形そのままなわけだよ。
バドワイザーのCMみたいなヤツなんだよ、ヤツらはサー。 ぐえー。
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