《アガ・アガ》
ローカルの友人達が説明してくれたのを総合すると、どうやら、
寒天などでゼリー状に固めたお菓子のことを、『アガアガ』
と言うらしい。
うーん。 ・・・・ まぁ、そんなようなものなのだろう。
いつも食べてる人達には概念なんて関係ないのだ。
街のケーキショップやホーカーのお菓子ストールで、
『ひし餅』の3段重ねみたいな、えらくカラフルなゼリーみたいのを
見る度に、「うー、甘そう。色も毒々しい。」と思っていた。
だって、レイチェル・カーソン著『沈黙の春』だの、
有吉佐和子著『複合汚染』だのを読んで育ってきたんだもん。
人工着色料や甘味料などには、嫌悪感があるのよね。
だから、見かけがアレなので、食わず嫌いをしてたんです。
あるとき、先生が私に、コイツを買ってくれちゃったんですよ。
どうしても食べなきゃならない。
・・・ あーら、全然甘すぎないの。“ほんのり甘い”くらい。
で、ココナッツの香りが口の中に広がって、とても良い具合なの。
(どうやら、このお菓子はベースにココナッツ・ミルクを使っているらしい。)
色も気にならなかった。ヘンな着色料っぽい味はしない。
(各段各色ごとに味が分かれてるのかと思ったけど、それは無いみたい。)
口どけも良いし。 ゼリーのような軽いプルプル感でもなく、
餅のようなヌカッとした弾力でもなく、かといってブルンブルンでもなく、
この重さのあるフルフル感は、言葉で言い表すのがとても難しい!!
噛んだ時は重たい感じなんだけど、あとで蕩ける。
ま、つまり、食べてみたら、なんてことはない、おいしかった、ということ。
ペロッといけちゃう感じのお菓子なのだった。
<友達に教えて貰った 『アガアガ』 のおいしいお店情報>
受付のジョイス嬢によると、『ブンガワンソロ
(Bengawan Solo) 』 のは、
「おいしいの。よそのとは比べ物にならない。」そうです。
『ブンガワンソロ (Bengawan Solo) 』 は、
シンガポールにチェーン展開している“アガアガ系のおやつ”ショップ。
スーパーの 『Cold Storage』 などの入り口や隅の方に、
ガラス・ケース2台くらいの小さいお店が出ているのを見かけたように
記憶しています。
私は、MRTブキ・バトク駅に隣接するショッピング・センターの地下
(スーパーの入口近くでエスカレーターにも近い)のショップと、
ワールド・トレード・センターの1Fホールの
『Cold Storage』 に入っている
ショップで、アガアガ、買いました。 ペロッ。
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