《 Ｔｏａ Ｐａｙｏｈ, Ｌｏｒｏｇ ５ 》 トアパヨ･ロロン５・ホーカーセンター。 『ロロン』というのは、マレー語で『道』というくらいの意味らしいです。 トア・パヨは、“シンガポールで一番最初にＨＤＢという公設の高層団地が できたところ” ということで、ここのホーカーは気合入ってます！ なぜか。 　　団地がある　⇒　固定客が見込める　⇒　店が集まる　⇒　競争激化　 　　⇒　情報が広がる　⇒　まずい店は潰れる　 　　⇒　残ったお店の中で価格競争がはじまる　⇒　情報が広がる　 　　⇒　旨くて安い店だけが残る。　　　 こういう図式で、お店は洗われてゆくわけですよ。 トア・パヨは、これをシンガポールで一番長くやってきたということです。 ここは、お客さんのほとんどが団地の住民で、 オーチャード・ロードなどの繁華街のようにフリーのお客さんは望めない。 日常生活の基本となる毎日の食事のことだから、味にもサイフにも 妥協は絶対ありません。 そういう目と舌で毎日鍛えられているのだから、“名店ぞろい”にもなろうというもの。　　 うふふ、行ってみたいでしょ？ ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ 《トア･パヨの商店街も楽しいヨ》 チョム・チョムのまわりも一大ショッピングエリア＆フードエリアで楽しいけど、 トア・パヨも負けてはいない。 ＭＲＴステーションから人の流れに沿って歩いてくると、 すぐにトア・パヨの“駅前商店街”に出る。入り口すぐ左に映画館があるので目印に。 その先に、最近きれいにしたらしくタイル貼りの歩道が続き、小さい商店が並んでいる。 入り口に近い右手には中規模スーパー 『ＮＴＵＣ』 と 『ＳＨＯＰ'Ｎ ＳＡＶＥ』 が ２軒並んでいて、スーパー好きはそれだけでもう嬉しくなってしまう。 商店街の各お店では、服だったり、家電製品だったり、携帯電話だったり、 オモチャだったり、家具だったり、まぁ、いろんな生活必需品が売られていて、 ひやかしながらゆっくり見て歩くと、 トア･パヨの“マツ･キヨ”みたいな化粧品＆雑貨品の激安店に出くわしたりする。 （けっこう安かったよ。ワトソンズでS＄１１.５の化粧水がＳ＄８とか。 いわゆるブランド化粧品も、数はそんなに多くないけど、ある。 店の前は半透明のビニールシートで囲われていて、横っちょから入店する。） つきあたりまできたら、右に。 道を渡って、マーケットを右手に見ながら更に奥にずんずん歩いて行くと、 ロロン５のホーカーに行き着きます。 そんなに遠くないです。道草を食わなければ１０分もかからないと思います。 私が連れてってもらったのはベッサック・デイだったので、縁日が出てました。 何人かで連れ立って、夕方から繰り出すのが、良いんじゃないかと思います。