醸豆腐(ヨン・トーフー)
『醸豆腐(ヨン・トーフー)』 というのは、
肉詰め豆腐、揚げ豆腐、フィッシュ・ボール、揚げ湯葉巻きなんかを、
塩味のさっぱりスープでちょっと煮たもので、
どんぶりで、たっぷりとスープを張って出て来るので、
具はチリ・ソースを付けて食べ、スープは飲む。
醸豆腐(ヨン・トーフー) は、
名前が示すとうり豆製品がベースになっていて、
そこに、魚や肉のミンチで旨みとコクをプラスしているので、
良いタンパク質がバランス良くたくさん取れる。
(あと、近くのストールで野菜のお皿でも頼めば、栄養バランスも
バッチリだ! 私はベビー芥蘭の炒めとかが好きだな。)
いくつかの具材は揚げてからスープで煮ているので
適当にボリューム感があって、しかも油っこくなく食べられる。
なんだか良いことずくめでしょ?
とにかく。 日本人にも全く違和感無く食べられる味。
(よく “中国風おでん”
という表現でガイドブックに紹介されてる。
確かに、大きな傾向としてはおでん系。 だけど、やっぱり
おでんとはちょっと違うと、私は思うけど。)
それから、辛いものが得意でない人でも、醸豆腐
なら大丈夫。
『醸豆腐』 は、この次、母を連れてシンガポールに行くことがあったら、
ぜひ食べさせたいメニューのうちのひとつだと思う。
ところで。
『醸豆腐』 のお店は、大きく分けると2つの営業形態があります。
ひとつは、
店先に具材がだーっと並べてあって、お客が好きなものを
好きなだけ選んで煮てもらう、“オーダー・メイド”
タイプ。
もうひとつは、具のチョイスが無い “セット”
タイプ。
「おじさん、1コねー」と頼むと、「はいよっ」と、どんぶりが出てくる。
どんぶりの中身は誰でもいっしょで、基本的な具材が決まった数入ってる。
このタイプのお店は注文が簡単。大抵、メニューは次の3つだけ。
@ 『スープ』
・・・『醸豆腐』 をそのまま具沢山のスープとして食べる、
A 『ミー(スープ)』
・・・『醸豆腐』 のどんぶりの中に麺を入れて、汁ソバとして食べる。
B 『ミー(ドライ)』
・・・『醸豆腐』 は具沢山のスープとして食べ、それに汁ナシの麺(別皿)が付く。
驚いたことに、@〜Bのどのタイプを頼んでも、お値段は同じ!!(何故??)
1番注文が多いのは、Bの “スープ&麺(ドライ)”
スタイルみたいでした。
ちなみに、麺は、普通のビーフン・普通の中華麺・幅広の中華麺、など
数種類の中から好きなもを選べます。
“オーダー・メイド” タイプは、当然 “高あがり”
です。うまそうだけどね。
私の通学(笑)途中に、『安記』 という客家風醸豆腐の有名店
(といってもホーカー・スタイル。モスク・ストリートのニュー・ブリッジ・ロード寄り。)
があって、興味があったんですが、
普通の店の3倍から4倍もかかると聞いて食べるのやめました。
私は、もっぱらピープルズ・パーク・コンプレックス・フードセンター(OG)の
“セット” のお店で、1杯S$2.5〜3で食べてました。 |
|