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03/MAY/2001 UP


   醸豆腐(ヨン・トーフー)   
〜 おでん系で、馴染みやすい味 〜



醸豆腐(ヨン・トーフー)


『醸豆腐(ヨン・トーフー)』 というのは、
肉詰め豆腐、揚げ豆腐、フィッシュ・ボール、揚げ湯葉巻きなんかを、
塩味のさっぱりスープでちょっと煮たもので、
どんぶりで、たっぷりとスープを張って出て来るので、
具はチリ・ソースを付けて食べ、スープは飲む。

醸豆腐(ヨン・トーフー) は、
名前が示すとうり豆製品がベースになっていて、
そこに、魚や肉のミンチで旨みとコクをプラスしているので、
良いタンパク質がバランス良くたくさん取れる。
(あと、近くのストールで野菜のお皿でも頼めば、栄養バランスも
バッチリだ! 私はベビー芥蘭の炒めとかが好きだな。)
いくつかの具材は揚げてからスープで煮ているので
適当にボリューム感があって、しかも油っこくなく食べられる。
なんだか良いことずくめでしょ?
とにかく。 日本人にも全く違和感無く食べられる味。
(よく “中国風おでん” という表現でガイドブックに紹介されてる。
確かに、大きな傾向としてはおでん系。 だけど、やっぱり
おでんとはちょっと違うと、私は思うけど。)
それから、辛いものが得意でない人でも、醸豆腐 なら大丈夫。
『醸豆腐』 は、この次、母を連れてシンガポールに行くことがあったら、
ぜひ食べさせたいメニューのうちのひとつだと思う。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


ところで。
『醸豆腐』 のお店は、大きく分けると2つの営業形態があります。
ひとつは、
店先に具材がだーっと並べてあって、お客が好きなものを
好きなだけ選んで煮てもらう、“オーダー・メイド” タイプ。
もうひとつは、具のチョイスが無い “セット” タイプ。
「おじさん、1コねー」と頼むと、「はいよっ」と、どんぶりが出てくる。
どんぶりの中身は誰でもいっしょで、基本的な具材が決まった数入ってる。
このタイプのお店は注文が簡単。大抵、メニューは次の3つだけ。
 @ 『スープ』
 ・・・『醸豆腐』 をそのまま具沢山のスープとして食べる、
 A 『ミー(スープ)』
 ・・・『醸豆腐』 のどんぶりの中に麺を入れて、汁ソバとして食べる。
 B 『ミー(ドライ)』
 ・・・『醸豆腐』 は具沢山のスープとして食べ、それに汁ナシの麺(別皿)が付く。
驚いたことに、@〜Bのどのタイプを頼んでも、お値段は同じ!!(何故??)
1番注文が多いのは、Bの “スープ&麺(ドライ)” スタイルみたいでした。
ちなみに、麺は、普通のビーフン・普通の中華麺・幅広の中華麺、など
数種類の中から好きなもを選べます。

“オーダー・メイド” タイプは、当然 “高あがり” です。うまそうだけどね。
私の通学(笑)途中に、『安記』 という客家風醸豆腐の有名店
(といってもホーカー・スタイル。モスク・ストリートのニュー・ブリッジ・ロード寄り。)
があって、興味があったんですが、
普通の店の3倍から4倍もかかると聞いて食べるのやめました。
私は、もっぱらピープルズ・パーク・コンプレックス・フードセンター(OG)の
“セット” のお店で、1杯S$2.5〜3で食べてました。




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