魚圓麺と蝦麺
シンガポールのローカル・フードは、大別すると
『チリ系』と『しょっぱい系』で(超強引)、
どうかすると『チリ系』の連チャンになったりするわけですよ。
辛いものが苦手ではない私でも「なんとかしなくちゃ」という感覚になります。
「刺激が許容量を越えちゃう」と身体が判断するのか、
味覚的に変化が欲しいのか、
とにかく『しょっぱい系』が食べたくなるのですっ!
魚圓麺(フィッシュボール・ヌードル)と蝦麺(プロウン・ミー)は、
さっぱり味のラーメンみたいで、『しょっぱい系』の代表格。 私、大好き!
足マッサージの修行時代は、いつもチャイナタウン・ポイント裏の
ホンリム・コンプレックス(建替え前)で食べてました。
《 蝦麺(プロウン・ミー)》
建替え前のホンリム・コンプレックスの2階の表の通路には
2軒の蝦麺屋さんがあって、店構えは、
黄色に赤い字で電球の飾り付きの看板の『老當馳名福建街蝦麺』の方が
ずっと立派で老舗という雰囲気なんだけど、食べてみると、
奥の(サウスブリッジ・ロード寄り)の店のほうが、断然おいしい!
(私が思ってるだけでなく、後で聞いたら、先生達もお客さん達もそう思うって。)
蝦麺は、ドライとスープの2タイプがあって、
ドライはどっちも大差なくたいしたことない(笑=ドライなら魚圓麺だ!)と
思うけど、スープ・タイプは、違いが顕著。
スープのダシの濃さが全然違うのねー。
澄んだ淡い金茶色のスープ。(蝦醤(?)が入ってるのかなぁ?)
1口すすると、ほっとする味なのよ。
赤トガラシに醤油(?)をさしたものが付いてくるので、私はその醤油も
全部入れちゃいます。凄く味がしまる。
あと、トッッピングのフライド・オニオンが、もう、妙に後を引く味にしてると思う。
普通版がS$3で、あとは入るエビが『蝦』から『海老』に大きくなるほど、
お値段が高くなっていきます。
ここのおじさん、ちょっとヒドイんだよぉ。
私が『サイプレス』の制服着ている時は、何も言わずに$3のヤツを
出してたくせして、1度ワンピース着て行ったら、とたんに「S$4だ」だって。
「いつものS$3のでいい」と言ったら、「OK、OK」ってことになったけど。
(見違えるほどキレイだったか、私? ←おい!)
ここに限らず、どこのお店でもけっこう人を見て商売しているので、
油断は禁物だぁ。
疑問や主張すべきことは、たとえ言葉がつたなくても、ちゃんと伝えないとね。
最初はちょっととまどうけど。
ホンリム・コンプレックスはその後建替えられ、このお店がどうなったのか、
私にはわからないんです。建替え後行ってないから。
お店の名前は知らないけど、おじさんの顔は覚えてるので、
実際に行けばわかるんだけどなぁ。
《 魚圓麺(フィッシュボール・ヌードル)》
2軒の蝦麺屋のちょうど中間地点にある魚圓麺屋さんにも、よく行きました。
ホンリム・コンプレックスのフード・センター内で1番ストールの数が多いのが
魚圓麺屋さんだったと思うんだけど、ここんちは、サイプレスの先生達や、
お隣の美容院のお姉さん達みんなから、おいしいと薦められたお店なの。
プリップリッとした直系3pくらいのボール状のカマボコや、
薄いカマボコでちょうどワンタンのようにミンチを包んだヤツや、
揚げカマなどいろいろ具が入って、さっぱり味で、1杯、S$2は安い!
魚圓麺もドライとスープの2タイプがあるんだけど、
ここんちはドライの方がグッドかな。スープも悪くはないけど。
ドライは、お弁当にテイク・アウェイしても(=つまり、少々時間が経っても)、
けっこうウマくてびっくりデシタ。
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