外国旅行では、「自分で注文してごはんを食べる」なんていう当たり前の ことが、ちょっとドキドキする小さな冒険になる。そこが醍醐味。 だから、３日めの朝は、ホテルの朝食をパスして外に食べに行こう！ もし、シンガポールのリトルインディア界隈に泊まっているなら、 ズジャオ・センター１階の、『蝦麺』 (←店名) の 蝦麺 (←品名) だ。 安くて、バリバリ旨い！！ 要は海老ラーメンなのだが、 サッパリしてるのに深いコクがあるスープが、脱帽の味。 東京ラーメン系好きにはたまらないゾ。 ここのは丼の中に、エビと豚、カリカリ揚げのタマネギとチリ、そして麺の、 幸福な出会いがある。　豊かな味なのだ。 『蝦麺』は、ウエット・マーケット併設のホーカーズ内に在り、 完全地元庶民向け。　 だけど、メニューは蝦麺だけなので、注文はS$２のかS$３(大盛)か 言えばＯＫ。　開店は朝８時半。　ガッツ出して行ってみて！！ ◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆ 上の文章はですねぇ、全日空のＨＰの「旅マニア」というコーナーに 投稿したものです。 自分で投稿したやつなんだけど、たぶん著作権は全日空にある と思うので、ここにこうして載せるのは、ホントはいけないのかもね。 ま、おおめに見てください。 ◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆ 『蝦麺』の蝦麺、ホントにおいしいです！　ホントにおすすめです。 「ウエット・マーケット併設のホーカー」という場所と雰囲気がダメ な人には、テイクアウト、という手もあります。　だから食べて！ 私は、母と参加した格安ツアーで、ホテルがリトル・インディアの 『ニューパーク・セントラ』だった時に、テイクアウトして食べました。 流石に格安で泊まるホテルなだけあって、朝食は、１回食べると “こんな感じ”ってわかるんですよね。　それで、きょうはパスして 何か果物でも買って来ようと思って、母をホテルの部屋に残し 私ひとりで、ズジャオ・センターのマーケットに行ったんです。 ホテルからは道１本で行けて、歩いて１０分くらいの距離です。 ズジャオ・センターには以前友人に連れて行ってもらったことがあり、 ホーカーでデザートを食べたので、あのお店はどこだったかなぁと 探していた時、蝦麺のストールに出会いました。 ちょうど、どっかのおじさんが蝦麺を買っているところで、 店のオヤジさんが、でっかい寸胴鍋からでーっかい豚肉の塊を 引き上げているところだったんです。　思わず、見とれました。 肉は、厚く一切れ切り取られると、塊はまた鍋に戻され、 切り身の方はトントンッときざまれて、麺にのせられたっ。 そして、肉を煮てる鍋からでっかいお玉でスープをすくって、 おしげなく丼を満たすぅぅぅーっっ。　おおーっっ。 茹で蝦、カリカリ揚げの紫タマネギもタップリとのせられたぁぁぁーっ。 気がついた時には、オヤジさんに「２つ」って言ってましたよ。 オヤジさんは、驚いたみたいでした。 そりゃ、そうでしょうね。いかにもな外人の女が、ひとりで２人前 とか言ってんだから。 で、身振り混じりで、「ここで食べるのか？持ち帰りか？」、 「２ドルのか？３ドルのか？」って聞いてくれて、 私はやっと我にかえりました。 蝦麺はスープ・タイプの麺なので、テイクアウトの時は、 麺とスープを別々の袋に入れてくれます。（それと、チリも別袋。） しかも麺は、テイクアウトと聞いてから茹でるので、固ゆで。 だから、麺がビロビロにのびることはありません。あぁ、良かった。 蝦麺を持って、私は走りました。（姿を想像するのはやめましょう。） ホテルのすぐそばでセブン・イレブンに寄って、 蝦麺の器にする為の深型の紙皿とプラスチックのフォークを買って、 ホテルの部屋にとびこんで、あとは、母とふたり、ばくばく食べました。 うめぇーっっ！！　ほんとに「豊かな」味なんですよ。 一遍にファンになりました。 ちなみに蝦は、ホンリム・コンプレックスのＳ＄４のより大きかったです。 味も、ホンリムのより、もっと美味しかったです。 なのにお値段は半額！！　素晴らしい。 ぜひ、また食べたい、『蝦麺』の蝦麺なのでした。 ＜注＞ ズジャオ・センターのホーカーは、「インド系＆イスラム系」エリアと 「中華系」エリアが、はっきりとわかれています。 『蝦麺』は、中華系エリアの、セラングーン・ロード側入り口の近くです。