《フライド・ホッケン・ミー》 「シンガポール風海鮮焼きソバ」とでも呼ぶべきこの麺モノは、 シンガポールごはんの定番中の定番中の定番！ だって、おいしいから！！ フライド・ホッケン・ミーには、ライムとチリがつきもので、 ライムを絞って麺にかけ（柑橘系の香りが爽やか）、 チリも麺の全面にひろげ、よーく混ぜ混ぜします。 そして、お箸でひとくち分つまんで、直接口に入れずに いったんレンゲの上に置き、レンゲを口に運びます。　 これが、お作法。（笑） 食べ方の“ローカル・フードっぽさ度”の高さの割に、 味は「海鮮コク塩」系で、日本人にも全然違和感無く食べられて、 おいしい。　 というわけで、初めてのローカルフード体験にもピッタリで、 うちの父親（７５歳＝食べた時）なんかも喜んでましたよ。 ◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆ 　 今まで食べた中で、「おいしかった！」のは、何と言っても、 トア・パヨのロロン５のホーカーの、道路側じゃないサイドのお店。 (たぶん月曜は休みだ。) エビやイカなどの海鮮がすんごく生きが良いって感じで、 具の味が前に出てくる。 フライド・ホッケン・ミーは、スープのせいなのか油なのか、 ともするとベタッとした重さを感じることも多いんだけど、 ここのは“ふっくらとした感じ”の仕上がりで、軽いの。 多分、火の使い方と鍋の回し方(火の通し方）がめちゃくちゃ上手 なんだろうな、と思います。　あれは、ホントにうまかった。　 また食べたいなぁ。 ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ ワールド・トレード・センター（現ハーバー・フロント・センター）の反対側の バス・インターチェンジそばのホーカーの１番はずれ（ジュロン寄り）の お店も、割と良かったです。 こちらは、どちらかというと総合力って感じかな。 一見油が多そうな見かけなのだけれど、食べてみるとしつこくなく、 エビやイカなどの海鮮と黄ニラが良くマッチしていて、 味のバランスが、良い。　あと、ここんちは、チリが、おいしいの。 ここは、セントーサ島で遊んだ帰りに小腹がすいてる時なんかに 寄るのに便利で、そんなところも、私の中ではポイントになってる。 セントーサ島の中は、なんでもかんでも高くてお味がイマイチなので、 私は、もっぱら、ここんちのフライド・ホッケン・ミーと、 お隣のシュガーケーン・ジュース（１杯¢６０と激安）を利用してました。 セントーサ島から出るとき、バス“A”（無料）に乗ると、終点が ワールドトレードセンンター（現ハーバー・フロント・センター）反対側の バス・インターチェンジで、バスを降りたら目の前の土手の階段を下って、 １番はじめに目に入るのが、このお店。 夜８時半くらいだったら、まだ開いてます。 ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ スイソテル・スタンフォード・ホテルの『コピ・ティアム』も、好き。 うちの両親は、残念ながらホーカーがあまり得意じゃないんだけど、 ここなら彼らも大丈夫。　かなり気に入ったみたい。 ちゃんとしたホテルの中なのでやっぱりキレイで安心だし、 節度あるカジュアルさと目配りのきいたサービスが気持ち良いし、 「ゆっくり気持ち良く食事してる」という感じがします。 値段はホーカーの６〜７倍だけど、味も中身も値段に見合って ゴージャス＆リッチだから、オッケーだ。 ◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇　◇ オーチャードやクラーク・キーなど繁華街は 「値段が高くて味が悪い傾向にある」と、シンガポーリアンの友人達は 言っています。　私も、まったくその通り！だと思う。　 私が今まで食べたフライド・ホッケン・ミーの中で１番ダメだったのは、 クラーク・キーのフードセンターの中のやつです。 べっちゃんぐっちゃんで、コッテコテで、なんとなくクサミがあって、うー。 おまけに、雰囲気もへったくれもないホーカーで、ゆーるーせーんって 感じぢゃ。