＜チャタのいた日々。＞　１


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本名　＜（故）チャタロー＞　♂　　

↑避妊手術の時、まだ名前が無かったので、
獣医の先生（“タヌキの人なのだ。”って感じ）が、
カルテに、テキトーに、書いちゃった名前。
おばちゃんが気に入ったらしい・・・。

いつも呼ばれる名前　
＜チャタ＞、＜チャタやん＞
そのほかに呼ばれる名前
＜チャタチャタ＞、＜チャチャ＞、＜チャー＞
＜チャタル＞、＜チャタニャァ＞、＜チャタっぺ＞
＜チャタバカ＞　←「バカだからなぁ～」ｂｙじーちゃん

かまってもらうのが得意。オバっちは、下僕。

２００３年１１月２９日永眠。

本名　＜（故）ニゲル＞　♀

↑とにかく、いつでも、すぐ逃げるから。
でも、すばしっこいというわけではない。

いつも呼ばれる名前　
＜ニゲ＞、＜ニゲやん＞、＜ニゲ太くん＞
そのほかに呼ばれる名前
＜ニゲニゲ＞、＜ニゲニャ＞、＜ニゲにん＞
＜ニニ＞、＜ニニニン＞、＜ニニタ＞

逃げるのが得意。獲物を捕まえるのも好き。太い！

２００７年２月１日旅立ちました。

本名　＜（故）ミケ＞　♀

↑三毛だから。　・・・・・

いつも呼ばれる名前　
＜ミケ＞、＜ミケやん＞、＜ミケ太くん＞
そのほかに呼ばれる名前
＜ミケミケ＞、＜ミケニャ＞、＜ミケみん＞
＜ミミ＞、＜ミミミン＞、＜ミミタ＞
たまに、＜恨み君＞と呼ばれることもある。
↑ごはんをおねだりする時の顔が恨みがましいから。

お愛想噛みが得意。舐めるのも得意。
乳母日傘で育ったくせに、妙に品が悪い。ｂｙおば（デカ）

２００２年３月２５日永眠。　

＜ぼくとぼくのきょうだいが、ここんちの子になるまでのいきさつ＞

１９９４年の夏は、特別暑かった。

毎年うちの近所で子育てをしているノラネコの＜おっかさん＞は、
今年も４匹の子猫を連れていて、
木登りや獲りやトイレなどのしつけをしながら子供達を育てていた。
ノラネコである彼女は、充分なエサを獲れるわけではなかった。
子供に乳を与えなければならないから、盛夏の頃は、いつも痩せこけていた。
それでも、今まで、大人になるまで育った子供はいないのだった。
毎年繰り返される猫の子育ては、
ほほえましく、たくましく、ちょっともの哀しい光景だった。

最高気温３７～３８度という日が１０日ばかり続いたろうか。
予想以上の高音多湿にクーラーも効かない感じで、人間もグロッキーぎみ。
そんなある日の午後、家の門のところで、＜おっかさん＞と目が合った。
＜おっかさん＞は妙に真剣な雰囲気で、
強い何かを感じた私は、目をそらすことが出来ず、ちょっとたじろいだ。
おっかさんは、私を促すように小さく鳴きながら、先に立って歩き始めた。
ついて来るのを確認するように、振りかえっては鳴きながら進む。
そうやって、私は“土手の藪”に連れて行かれた。
入れと言うように、彼女は鳴く。
しかし、丈の高い厚い草叢には、私は入る事が出来なかった。
彼女は促すようにしばらくの間鳴いて、やがて草の中に消えていった。

翌日、我が家の庭に、子猫達がやってきた。
あれほど良く子供の面倒をみていた母猫は、一緒ではなかった。
子猫は１日中追いかけっこをしたり昼寝をしたりして過ごしていた。
そして、子猫は、当然のように、私に空腹を訴えた。
私は餌と牛乳を出してやった。

子猫達はうちの子になって、あれからずっと、超のほほーんとした毎日を送っている。
＜おっかさん＞の姿は、あれきり、見ない。