《お粥》
私はお粥が好き。香港でハマリました。
シンガポールでも、何度かお粥を食べる機会がありました。
『大椀粥』
ボート・キーの『大椀粥』。
香港のお店の支店、のはず。
(私は香港の『大椀粥』には行った事がないの。
だから、メニューや味や内装の感じが同じかどうかはわかりません。)
足マッサージの修行のごく初期に、受付のジョイス嬢に連れて行って
もらいました。
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Superbowl
80/81 Boat Quay,
Singapore 049868
Tel: (65) 6538 6066 / Fax: (65) 6533 3172 |
お店の雰囲気は、オシャレというよりは気楽で、入りやすい感じ。
(お客さんは、そのせいか、ローカルの若い子が多かった。)
メニューも、お粥の種類が48もあって、麺も20種類くらいあって、
腸粉も10種類近くあって、おかず料理も20種類くらいあって、
「きゃー、どれにしようかなぁ。わくわく」という気分になる。
(デザートは亀ゼリーだけで、おいおいって感じだけど。)
しかも、私を日本人と見て、すかさず日本語メニュー(写真↓)をくれたぞ。
(タイトルに“おかゆを食べる芸術”とあるんだ、これがまた。)
お店の名前が大椀粥というくらいで、うつわがかなり大きいらしい。
だから、とりあえずお粥を先に食べてみて、まだ入りそうだったら
他のものも頼んでみようということになった。
私は 「テンダー・ピッグの臓物入りお粥」
をチョイス。
(↑一見「うっ」て感じを受けるかもしれないけど、香港あたりでは
「状元及第粥=このお粥を食べれば科挙に1番で合格できる」などと
ありがたそうな名前がついている、ごく一般的なお粥なのだ。)
臓物は、柔らかく煮えていて、全然クサくない。
お粥自体も、さらっとしていて、するする喉を通る感じがある。
まずまず合格のお粥だろう。
ただ、ダシが若干弱いかなぁ〜という気が、私は、した。
お粥を食べると、案の定それだけで満腹になっちゃって、
他のものは全然食べられなかった。 流石、“大椀”粥。
頼みすぎなくてよかった。
『長城餐室』
チャイナタウンの『長城餐室』。
広東風のお粥がおいしいと評判で、朝早くから夜遅くまで、
中国系を中心に、老若男女、洋の東西、旅行者在住者を問わず、
いろんな人でキョーレツに混んでます。
オススメは土鍋で煮込んだタイプのようだったのですが、
私は、具の『田鶏(カエル)』の文字におそれをなしてしまい、
結局頼んだのは1番あたりさわりのない、ごくごく普通の『鶏粥』でした。
予想してたのより、かなりもっちりとしてますね。
うーむ。何なんだろうなぁ、スルスル入っていかないのよねぇ。
ダシか? 水か? 米か? やっぱり濃度かなぁ?
私は、ちょっと、ダメだった。
ここのお店にはのーんびりした赤虎毛の猫がいて、かわいかったから、
許す。
『オアシス・レストラン』(←たぶん)
カランのナショナルスタジアムのそばのゲイラン・リバーの河口に
海に突き出した格好のレストランがある。
その中の1件でも、お粥を食べた。
(というわけで、レストラン名は、ちょっとアヤシイのです。)
連れて行ってくれた友人も
「Porrige」 と言っていたが、
スープで炊いて具が中に入った広東風のお粥(Congee)ではなく、
白粥(またはそれに類する粥)におかずが付く、潮州粥タイプの
食べ方だ。
オーダーは、おかず何品かと、基本のお粥を頼む方式。
本日の基本のお粥は芋粥。
一見「それってパパイヤ?」みたいに見える黄色の大振りの塊が
白粥の中にごろごろと入っている。
おかずをのせて、食べる。
食べては、とりたててこうというほどの味は無いなぁ。
好きかというと、・・・うーん。
嫌というほどではないけど、ちょっとお米のニオイが気になる。
あと、私は、芋が入ってないほうが良かったかも。
おかずの中で、鶏のトウガラシ炒めはちょっとウマかったよ。
特大のトウガラシと鶏肉を炒め合わせてあるんだけれど、
このトウガラシ、肉に香りをつけるためのもので、食べない。
鶏肉だけを食べるのだ。
ホントに良い香り! 辛さは遠くにあって、香りだけが来るの。
皿の大きさと料理の見た目と較べて、実際に食べられる部分が
少ないのが、珠にキズ、かな。
ここんちは、街の中心からもMRTの駅からも離れているので、
タクシーを使って行ったんだけど、行きはよいよい帰りは怖いで、
帰りのタクシーがなかなか捕まらず、難儀いたしました。
『瓊南利餐室』
『ケンナンリー』。チョンバルの、と言っていいのかな。
潮州スタイルのお粥とおかずのお店。
地元の庶民にはかなり有名なお店、らしい。
「華仔(アンディ・ラウ)も来た。」とかで、スナップ写真も貼ってある。
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Kheng Nam Lee Tew Chew Porridge
717 Havelock
Road, Singapore
0105
Tel: (65) 6272 9871
OPEN: 10:00a.m.
- 04:00a.m.(midnight) |
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師匠に連れてってもらったんだけど、ホントに地元の食堂って感じ。
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もちろん、
店の中にも
テーブルは
あるけれども、
メインは
店の前の歩道
に並べられた
テーブルで、
もちろん私達は
歩道に陣取る。
(←写真)
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お店では、そっけないカウンターに、いろんなおかずが並んでいる。
自分で選びたかったけど、師匠が「おまえはここに座ってろ」と言うので、
どんなおかずがあるのかは、不明。(師匠横暴!!ゆーるーさーんっ!!)
お粥は、やっぱり“芋粥”であった。でも、芋の切り方が小さいので、
そんなに違和感は無く、サラリとしていて、お粥自体は悪くない感じ。
でも、おかずが、ちょっと私の口には合わなかった。
キャベツ炒めなんかはまだしも、菜っ葉の漬物を刻んで炒めたやつ
みたいのとかは、どこがおいしいのか、わからない感じなのよね。
だから、「口に合う、合わない」とか、「食べ慣れてる、慣れてない」
の世界なんだと思う。
違うおかずだったら、もう少し違った感想になっていたかなぁ?
猫熊堂的には、お粥は香港だ。
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